波動が強い、高いとは

私たち自身が持つ、放つエネルギー=波動について
過去にも
「波動を上げて過ごすには」
「幸せ」≠「波動が高い」
などで書いてきたのですが、今回はエネルギー=波動の「強い」VS「高い」という側面を深堀したいと思います。あなたの波動は、強いのか?それとも高いのでしょうか?? これらは似ていますが、異なる性質を持っています。

  

波動が強い VS 高い

波動が強い
単純にイメージしやすいのは「横軸」です。
資質、性格的に「外交的」という外向きのエネルギーが強かったり、あるいは「身体」のエネルギーということで、単純に若ければ強いですよね。

なので、シンプルに風邪をひいていたり、疲れていたりすると、「身体」としての波動は「弱く」なっています。

対して、波動が高いというと、今度は「縦軸」です。
幼少時代からの環境や、持って生まれてきた魂のお題によって
結構低いところからスタートせざるを得ないという状況もあります。この辺が、最近で言うところの「親ガチャ」的な感じです。

とはいえ、この状況をどう打破してゆくのか、というところは本人次第の部分なので、周りがどう、というより最終的には「自分自身のあり方」が問われるところです。
 
 
 
 

惑星の発達年齢域も同じ

波動を上げるために、段階があるのだとすれば
まずは
1- 波動を強くする
そして
2- 波動を高くする
の順番です。

 
年令的に若ければ、それだけでエネルギー自体が強いモノ。
これを『惑星(天体)の発達年齢域』と照らし合わせてみても然りです。

 
広大な大宇宙の縮小版が、小宇宙である私たち個人、なので私たち一人ひとりの中に、それぞれの天体の性質がある、と考えられています。そして、水星や金星などの各惑星には「発達年齢域」というものがあり、「その年齢でないと理解できない事柄」がたくさんあるようです。

 

惑星でいうと「☉太陽」は発達年齢域が「26才-35才あたり」です。
血気盛んに何でもトライする時期、一度就職してこれで良いのかと迷う時期、自分のコレを求める時期ですね。ざっくり言えば太陽期は「自分が中心」というスタンスなので、ちょっとKYでもどんどん進み、自分とは?、に爆進する感じーエネルギー強いです!!

 
そして30代中頃~40代中頃にかけて、「♂火星期」へと移ります。
火星自体が外向きのエネルギーを持つ惑星ですが、この火星期では爆進した太陽期を受け、それをどう「対外」へ出していくのか、という自分だけの世界観ではなくなります
なので、火星期はもまれることも多い。
自分では良いと思っても、社会的に通用しないとか、それをどう馴染ませてゆくのかとか、自分だけで成立していた世界ではなくなってゆくからです。

 
☉太陽期で存分に自分を出し切ったからこそ
♂火星期では、それをどう対外という人を交えた中に落とし込むのか、が育っていきます。
いずれにしても、このあたりのエネルギーは非常に強い、勢い十分な感じです。


♂火星期の後にやってくるのは、♃木星期です。
今度は中心、というか、主語が「自分」ではなくなります。
主語が「みんな」「周り」へと変化し、周りを受け入れることで、自分の世界が広がる、という世界観
これは「波動が高い」感覚域です。
十分自分を認め、だからこそ周りも認めることができて、個性を活かして共存できる、みたいな感覚ですね。比較競争の中から浮かび上がる嫉妬心や欠乏感、などからも離れた意識


この ♃木星期の後には♄土星期がやってくるのですが、
♄土星は「今世における最終的な達成イメージ」を落とし込むという意味合いがあり、人生の集大成へ向けて形作る時期でもあります。
自分を勢いよく押し出すエネルギーなのではなく、その時期を超え高く高次へと伸びてゆく段階になるのです。

 
 
 

目指すのは人格を上げること

私たちが今世に誕生した時、魂そのものは完全体であり
波動も底知れず高く、強くの状態
です。
ですが
持ってきた資質(環境も含む)によって、一気に波動が下がり、マイナスから始めることになったり。

 
成長するにつれて、欠乏感にさいなまれ、欲が止まらずどんどん何かを溜め込んだり。
社会に合わせようとする善意からのスタートでも、気がついたら「○○しなければならない」という枠をガッシリいくつも立ててしまったり。強力な信念体系を持っている場合も多いでしょう。

 
個人により、生まれ持ってきた資質や才能はさまざまで、どれが良くて、どれが悪くて、という視点では一概に語れません。
そして、「波動を強く」するには、個人の努力でなんとかなる、という側面も十分にありますが、「波動を高く」というのは「目的」ではなく「結果論」であり、どうにかできるという範疇のことではありません。
 

波動が高い、という域
ここには「霊格」= 魂の段階
があります。
生まれたばかりの、幼い魂は必然的に霊格が低い。

だから、魂の経験を積み霊界の階段を上がってゆく。私は常々「魂は公平」と言っていますが(皆同じようにすべてを学ぶので)、公に等しいのに、でも公に見えない、というなかなか微妙な立ち位置だな、魂…
 

「霊格」というのは魂の成長段階、年令ということですが、今世で身体を持って生きている私たちにとっては「人格」ということに等しくなります。
 
  
どんなに神的な存在の人も、スピリチュアルという神聖な世界を語る人も(自分も含めて)
資質(や才能)≠人格者 です。
自身の資質や才能をどう活かし、成長していくのか。私たち人間だけが持つ「創造性」をどう使っていくのか、それが自分を「強く」そして「高めていく」ということへと繋がります。勉強ができるとか、収入が高いとか、そういった「見える」ことなのではなく、見えない「魂の成長」という世界。
 
 
わかりやすく言えば、今世が終わるときに、天へと持っていけるものー今世でなにを得ましたか、というエネルギーが、イコールで今世の人格=魂の成長ということです。(魂は、なにかをチャレンジしたくて、体験したくて、今世ココに来ています)
 
 
人格を上げることで、より魂の成長を促し、どんどん高い波動域へと繋がることができる
資質や才能だけでは成し得ない世界です。
あの「観音様」も、「観音菩薩」であり、「菩薩」とは、「仏」ではないー「如来(仏)」になるために修行をされている身とのこと。
いわゆる「人となり」ということで漏れ出るエネルギー=波動、それが最も波動の高い・強い状態を創るのです。
 

皆それぞれに、さまざまな環境や状況はあれど、レイキの神聖なエネルギーは必ず私たちを癒し、調和をもたらします。ぜひ、日常に取り入れてみて下さい。
また、「人格を上げるとは?」「資質や才能を活かす方法」など、現状の自分を振り返ってみたい方は、個人セッションも活用されてみて下さい。