行動の機能・役割を見る

全てを失うと思うようなアクシデントが訪れても、それでもなお私たちに残されているのは「行動」です。これからどう動くのか、を選び取ることができます。
あるいは、どんなに壮大な思想を思い描いていても、感情をたっぷり味わうようなビジュアライゼーションをしていても、なんの「行動」もせずにゲームに明け暮れているのだとしたら、現実世界に変化は起こりません。
また、ボイジャータロットカードは「占い」なのではなく、どうしたいか、その目的に向かってどんな「行動」をしたら良いのか、を示唆してくれるカード達です。
つまり、私たちは自ら選んだ「行動」によって、自分の世界を創り出すことができるのです。

 

 

行動は同じでも

とはいえ。
単純に「身体を動かせば良い」ということではありません。
常にセッションでもお伝えしていることですが、

どんな気持ちで、どんな意志を持って

その行動を行っているのか、によって
そこから生み出される世界が全く変わってきます。
見ための「行動」という形は全く変わらないのですが、その動きのウラにある「行動の機能・役割」、
それらが異なってくるからです。


例えば
仕事がお休みの日に「ボランティアに参加する」こと。
傍から見れば、「ボランティアに参加している人」ですが、ではどのような思いでそのボランティアに参加をしているのでしょうか?
・困っている人を助けたいから
・自分でも役立つことをして力になりたいから
というのは、素晴らしい動機です。そのような方も多いかと思います。
ただ、おススメしていない「行動の機能」ではあります。
↑上記の場合、エネルギーのベクトルは「相手」だからです。「困っている人、のため」。
その通りなのですが、おススメの「行動の機能」は、エネルギーのベクトルが自分に向かっていることです。
「困っている人を助けたい、自分でも役立つことがあるなら参加したいーという世界を自分が見たいから」、ボランティアに参加をするのです。
あくまでも、行動を選ぶ・行うベクトルは「自分」に向いていることが大切です。

 

 

「私は」が先頭

一方で、天候など私たちにはどうにもできないことに左右されてしまう行動も多々あります。
野外イベントでは、「晴なら」「雨なら」という条件を鑑み、行動を選ぶ必要が出てきますよね。

「もし、雨だったら、○○に変更しよう」
そんな風に考えるのは普通ですが、あえておススメしたいのは、自分を先頭に置くことです。例えば、

私は「野外イベント」を開催する。
もし雨だったら、○○をしよう。
もし晴だったら、△△をしよう。

私は、開催するという行動を選択し
天候によっての変動を考慮する。

何月何日は「野外イベント」の開催日。
もし雨なら、私は○○をしよう。
もし晴なら、私は△△をしよう。

「雨/晴」という天候の状況が先で、だったら私は○○/△△をする、という行動を決めている。


非常に微妙な違いです。
ここで重要なのは、「野外イベント」ということの「行動の機能・役割」です
何のためのイベントなのでしょうか?
それを通して、どんなことを伝えたいから開催をするのでしょうか?
「開催する」という事実なのではなく、そのウラに込められている「機能・役割」を見てみましょう。
晴れてくれた方がうれしいですが、たとえ雨でも「何のために開催するのか」の部分をブラさない行動を選ぶことが必要です。
「雨だから仕方ない」「晴れなかった、運が悪かった」
なのではなく、コントロールできない天候のような未来の結果でも、自分の見たい世界を展開する方法は必ず見つかります
そして、たとえ見ためが同じの行動でも、「仕方ない」のか「私が見たい世界ー何のために」なのかを意図する、という見えないエネルギー波動がとても大切になってくるのです。


天候のような未来の結果や他人のリアクション、ひいては自分に襲ってくるネガティブな感情や思考なども、私たちはコントロールすることはできません。
だから仕方ない、のではなく
たとえ見ためは同じでも「私は、こうありたい」という視点で行動に取り組みましょう。
エネルギーは、高い波動を放てば高いエネルギーと共鳴できます。
「無理だ」とあきらめるのはなく、
「絶対見つける!」という意志を持てば、私たちの脳はフル稼働でその方法を探し出しますし、そのための選択肢がおのずと見出されてくるものです。
「無理」と思っている波動では、決して見えなかった選択肢が出現してきます!

あなたは、どんな行動を選びますか?
自分の世界は自分で創り出すことができます。
そのために、一つひとつの「行動の機能・役割」をしばし見つめる時間をとってみましょう。
新しい発見があるはずです。