私は悪くない、のに。

私は悪くない、のに、なんでこんな目に? 何でこんなことが私の身に??
といった経験をしたことがある方も多いと思います。

そのような時、確かに「悪くない」のだけれど、その目の前に広がる光景には意味が、意図があります。どんな時に、そのように感じるのかと言えば、不意に起こる地震のような天災から、個人の変化ー病気の発症から、はたまた誰かから受けた理不尽な対応、とか…。
ではそんな時、あなたはどうやってそのまとわりつく感情から抜け出していますか?
  

ニュートラルな感情

そう、これは「感情」なので、『思考』という頭で考えて論理的に解決法が見いだせるのは、実は結構後からです。
だからまずは、感情をしっかり受け止める、ということに専念することが大事。そして、ここでは「判断しない」ことですーつまり「私は悪くない」という、「良い/悪い」という判断を捨てて、腹が立つのか、悲しいのか、悔しいのか、まずは感情に専念する…

判断を捨てた、単なる感情を「ニュートラルな感情」と、スピリチュアルではよく言います。

何があっても怒ってはいけない、という悟りを得たような微動だにしない、ということではなく、「感情自体」には良いも悪いもないですよね、という視点からの発想です。
「怒り」や「悲しみ」「失望」よりは、「楽しい」「嬉しい」という感情の方が『良い』、という判断基準を私たちは持っている、人が多いと思いますが、

スピリチュアルだけではない、医学の世界でも「負の感情ー怒り、悲しみなど」には、それなりの役割がある、と証明されています。そもそも、必要だから存在している、とシンプルに考えることもできるでしょう。

さて、
そういった思考ではわかるものの、その自分に降りかかった「その良くないこと」、そこからどうやって抜けだしたら良いのでしょうか?だって私は悪くないのにね?!
 
 
 

意図=結果です、が

意図=結果、と私も何度も記事で書いています。
自分の意図したことが、眼の前に起こっている「結果」である、ということ。渦中にいる方には「そんなことあるかぁぁぁ!」と怒られそうですが、これはエネルギー的には揺るぎない事実です。

ただ、誤解を受けやすいのは
「顕在意識で意図したコト=この結果」という、ストレートではない場合も多いからです。

  • 顕在意識で<意識的に>意図したコトの結果
  • 顕在意識で意図したコト、への「序章」としての結果
  • 以前Giveしたことが、回りまわってTakeされてきた、という結果
  • 潜在意識/超意識下で<無意識に>意図したコトの結果
  • 魂の目的としてかけ離れているからテコ入れ、の結果

このように、実は中身は色々です。

一見望みが叶わないとか、理不尽な体験などは、自分が意図して目標としていることへ向けての「マインドの強化」として、設定されていることもありますので、大きな視点でみたら「願いごとは叶っている」。

そして、Give and Takeで怖いのが、「特大ブーメラン」という反応です。
出したものが返ってくる、という返報性の法則ですが、これがじわりじわり溜まって溜まって、だから特大なブーメランになってくるという。何事もはじめのうちはそうでもなくても溜まると大変…
不可逆的変化をもたらすことにも繋がります。


ちなみに
なんで特大にまで膨れ上がるのか、というと
自分自身が気づいていないということが最大の理由です。
「あたりまえすぎて」「取るに足らないこと」なので、自分の中ではスルーしていますが、コップに1滴ずつ水が溜まるようなもの。

そこで、高次の存在たちも気付いてほしい、という想いから、ある時一気にまとめて、自分に返ってくるー私は悪くないのに、になりますが、傍から見るとブーメランなことがわかります。 

 

 

投影の法則

投影の法則とは「自分の外側に映し出されていることは、自分の内側の投影である」というもの。

人は、自分の中に無いものを、外側に見いだせない

つまり、自分の内側に「愛」という感情がなければ、自分の外側には「愛」を感じれないーそもそも、自分にその感情がないーーー誰かに愛をもらうのではなく、「自分で、自分に愛がない」なら、結局「誰も私を愛してくれない」みたいな状況が周りに広がり…私は悪くないのに、になってくる、ということ。

似て非なる、ではありますが、「出したものが返ってくる」ということと結果的には同じですね。

投影の法則は、自分の心に潜む「何かの感情」が引っかかり、そこに無意識にもフォーカスしてしまうことで眼の前に広がる…これも、心の声としてのお知らせです。
だから、ここをスルーせずに内省することで、「投影」という外側に見える景色ー状況は明らかに変わってくるはずです。

 
 

全て受容する

私たち自身はもちろん、周りの取り巻く環境も人々も日々変化します。
その中で、「えーーー」という予想外なことに出くわすことなんて、きっとしょっちゅうあるはずです。
冒頭でも書いたように、まずはその「えーー」な感情を『判断せず』感じること。
感情は「水」ですから、滞らなければ流れます。一旦、流れたところで、「はて?これは何の意図が結果として出てきたことなのか?」を内省してみる。


すると、そこには「意図」があり、良い/悪いっていうか…あぁ全てOKなんだな、というところへ辿り着きます。「OK」って、少し曖昧に書きましたが、「すべてよし」とすると「あれ?良いって判断じゃない??」という誤解につながるので…。微妙なニュアンスなので、文章でお伝えするのが難しいところですが、Goodの良いではなく、Fineという感じでしょうか?それはそれでよし、なんですよね。全ての結果が実はよし、という全てを受け容れることで、気付きが生まれて、次の展開が始まるからです。
 
 

ところが、「私は悪くない」「私は間違っていない」といった視点に立ってしまうと、その枠でしか物事を見られなくなってしまうので、結局考えているようで、同じところ=「悪くないのに、悪くないのに」を回っているだけになってしまうのです。

 


 
普段から、ニュートラルに感情を味わうということに慣れておくと、何かが起こった時にも慌てずに判断を交えずにいられるでしょう。といっても、「結局すべてよし」なんですから、気負うことなく自分の行動に専念していれば良い、ということです。
感情をコントロールする、という言い方はよくされますが、実際は「今出さないように」といったコントロールに過ぎず、無くしたり思いのまま操るなどは到底不可能な話です。
大人ですから「今は怒らない」はありますが、怒り自体は無くならないので、あとでしっかり味わうー味わって流す、という時間がなにより必要です。
 

そして、全ては「出したものが返ってきて」いたり、投影の法則だったり、長期的には叶っていることだったり、顕在意識ではなく、潜在意識からの結果だったり…
今のその状況は「結果」であり、それがなぜ起こっているのか、自分はどうしたいのか、全ての答えは「自分の内側」にあり、それにあなたが気づいていないだけなのかもしれません。それに気がつけば、「全てよし」という晴れやかな気分へと変わっていけますよ。
 

なかなかそこまでの道のりが難しい時は、スピリチュアルの力を借りて、早めに負の感情・状況から抜け出しましょう。陰ながら、お力になりますので、お気軽にお声がけくださいね。
(アカシックリーディングセッション)