足して二で割るー統合意識へ

足して二で割ったらー
そんな表現を聞いたり、言ったりしたことはありませんか?
意味としては
・どちらでもなくー結構中途半端、とか
・極端なんだよね、 とか
そういった意味合いで使われます。
単純に数式で見れば「平均値」ということで、だから特徴がないのか、だからちょうど良いのか、どちらにも使われるのですが、今回はスピリチュアルな視点から考察していきます。
この「足して二で割る」とは、まさしく「総合意識」そのものの概念です。「統合」を目指して、魂 / 精神を成長させたい方、チャレンジをしていきたい方、ぜひ読み進めてみて下さい。

もともとの資質に関係する

足して二で割ったら「平均値」、これをバランスということもできますが、私たちの持つ資質や才能といった特性は、ある程度真ん中というバランス感覚の人もいれば、ちょっとこっちに / あっちに偏りがち、ということもあります。これが「個性」「オリジナリティ」という部分にも繋がりますね。

そもそもが「そうなりやすい」、たとえば
せっかちで発信型か
のんびりできっちり型か
これらは、ホロスコープからも十分にみてとれる情報です。

そして
基本的には「得意なコト」を伸ばします。得意なコトというのは、イコールで「好きなコト」にもつながっていることが多いもの。誰しも得手不得手があるのですから、得意分野を自分の担当として持つのは自然な流れですし、
マーケティングで使用されるSWOT分析でも、「W-Weakness-弱み・T-Threat-脅威」という自分のまず苦手/脅威となる分野からは「逃げる」というのが基本です。放っておいて良いという意味ではなく、わざわざそこからは手をつけないよ、ということ。

スピリチュアルな視点から見ても、自分の好きなこと・興味のあること・得意なこと…それらに気づき、育てるということがまずはスタート地点。そして、もともと持っている特性がベースです。

ところが
あえて「苦手なことにも取り組んでみる」というのが、次のステップです。
無駄な時間…にも一見みえるかもしれませんが、実は得意分野を広げる大きなカギとなってきます。 

 

 

次のステップへ

自分の特性に気づき、活かしという道ができてきたなら、次のステップがあります。
あえて、苦手なこと / 今までは取り組んでこなかったことを取り入れていくーこれが「足して二で割る」の始まりとも言えるでしょう。  

 

せっかちで発信型の人なら
毎日「じーーーっくり」取り組むなにかを始める、とか
のんびりきっちり型の人なら
8分目で終了にする、とか。

 
苦手だ、イヤだな、面倒くさい、しっくりこない、イライラする…さまざまに「負の感情」が湧き出てくると思います。これらは、頭で「そうだよね」と考えるほど、実際に行うのは容易ではありません。場合によっては、というか、ほとんどの場合に(心の)痛みを伴うものです。
ちなみに、私は「乙女座 / 水星」の完璧主義タイプですので、なんでもしっかりかっちりやるタイプーそれを8分目と言われても、ただの中途半端にしか思えない!!という、葛藤がグルグル回るわけですね。 

なぜそのような選択が「次のステップ」なのかというと、それらは「そぎ落としー今を生きる」ということに直結してくるからです。 

 

  

断捨離ー手放すこと

人に与えられた1日の時間は24時間、それをどう使うのかという時間配分は、私たち個人に任されていることであり、過去に囚われて悩み苦しむのか / 未来の不安に心を奪われて過ごすのか、あるいは「今」を充実させて生きようがー自由です。

大ざっぱですが、特色の例として「せっかち」「きっちり」という両極を上げましたが

  • せっかちタイプであれば、大事なことを見落としてあれやこれやと気が分散しがち
  • きっちりタイプであれば、キッチリすることが目的になってしまい大事なことに手が回らない

という風に、自分の得意ばかりを極めてしまうと、偏りが出てくるーだから「足して二で割る」という真ん中へ持ってくる意識が必要になってきます。
これが、「本当に必要なことだけにエネルギー / 時間配分が行き渡る」ことにつながり、結果「今を生きる」ということに集中できるようになります。過去は終わった / 未来はまだ来ていないーこの身体が体感できるのは「今しかない」けれど、いろいろいろいろなことに私たちは気を取られ、「今」にいることがなかなかムズカシイ。

「今を生きる」に関しては、こちらの投稿も参考にされてください。

 
断捨離という言葉を聞いたことがある人は多いでしょうし、「いつかやらなきゃな」と先延ばしにしている、という人も多いのではないでしょうか? 人は年齢と共にいろいろ抱え込むようになるー「手放す」という行為は、なかなか厳しく覚悟がいるのかもしれません。
スピリチュアルでも、「現実創造」として表に立つのは「なにかを得ること」であり、「捨てよ」という部分はいわばウラに潜んでいるメニューのように思えます。  

 

手放す、とは、どうでもいいと匙を投げるという意味ではなく、宇宙に / 自分に信頼して任せ委ねるという意味合いです。それは「統合意識」という一なる意識 / ワンネスであり、『足して二で割った』両方の性質が同等で混在する世界観です。
両方あれば、ある時は「猛ダッシュ?」ある時は「きっちりかっちり隙なく」など、”バランサー”として順応できるようにもなりますね。


統合意識へと至るには、時期や手順があります。今、あなたはどこにいるでしょうか?断捨離をする覚悟ができたら、あるいはどうしようか迷っていて背中を押してほしい方も、ぜひ個人セッションを有効活用してみて下さい。あなたの魂の成長を応援しています☆