しっくりこない、を選択する時

「ない」から始まる世界には、自分が求めるモノも「ない」
「ない」というエネルギーを出したら、「ない」がそのまま返ってくる。
とはいう反面、「しっくりこない」をあえて選択する時もあります。


A or Bなどの選択で迷ったら、どちらか自分が「しっくりくる方」を最終的には選びますね。
自分がどう感じたか、その直感を大切に…とも言われている中、あえて逆の選択をする、それはどんな時なのでしょうか?

 

 

チャレンジ1・決断

なにか、今までにない「新しいこと」に挑戦・取り入れると「決める」

自分に与えられている時間の総数は24時間、と変わらない。ならば、

なにかをやめるー「断る」

決めることはできても、併せて何かをやめる、ということが意外と難しいものです。
しかし、「決断」とは『決める / 断る』がセットということ。
そうしないと、自分の中での帳尻が合わなくなってきます。いっぱいいっぱい、という感じ。

 
慣れ親しんだことを捨て
踏み入れたことのないエリアに初挑戦、
これはしっくりこなくてあたり前の状況ですし、不安や焦りもついて回るでしょう。
 
それは、たとえるなら
右利きの人が、左手で箸を持ってご飯を食べるようなモノ。
全然うまくつかめない!お腹空いているのに!!
モヤモヤ、イライラ、ねぇこれってどうなの?、これで良いんですか??、
と自分に強烈ツッコミをしたくなるような…。

この場合
このまましっくりこない、全然うまくいかない左手で箸を持つことを続けます。
ここで、「そうそう、これこれ!」というスイスイできちゃう右手に戻ったら、「決断」したことが総崩れです。

 
ここでは白黒つけようとせず、しっくりこない、なんだかな…と感じながらも、それでも「決めた」ことを続け、そのために「やめる」ー断ると決めたことは捨てる。
やがて、身体も潜在意識も「新しい決断」に慣れてきて、「しっくりくる」ようになってゆくでしょう。 

 

  

チャレンジ2・ルーティーンを抜ける

知らず知らずのうちに、”お決まり”になっているルーティーン、習慣というものを皆それなりに持っています。
習慣とは、意識せずとも勝手に身体が反応しているようなことなので、「無意識」の領域です。
家が近くなってきたら、なにも考えていなくても、鍵を手に用意している、みたいなものです。

無意識まで落とし込んでいるものを変更していく
チャレンジ1の「決断」と一緒で、意識的に今までと違うことにあえてトライして変えてゆく過程なので、当然ここでもモヤモヤ、イライラしてくる。

 
たとえば
自分の思考やクセを見つめなおす一つの方法として
「なんでも理由を問うてみる」
ということを勧めたりしています。無意識なことへ、あえて意識を向けてみるために。
なんでこの道を通っているの? なんでお肉にしたの? なんでこれを調べているの?
なんで? なんで? なんで??
いやいや、なかなか面倒くさいです、慣れないと。。

 
面倒くさいです、とここで手放すと、
自分が何に時間を割いているのか、どういう思考回路を持っているからなのか、
という自分の無意識の行動は見えないままです。

しっくりこない…でも、少しずつでも取り入れて、今までの習慣を変えてゆく。
ここでも「しっくりこない」を選択します。 

 

 

なんのために?

変化は成長、
仏教では古くから「諸行無常」と言われていますし、
あの太陽でさえ、実は爆速で宇宙空間を動いている。
私たちを取り巻く環境は、同じ状態など何一つない、という反面、
人間の生理的な反応としては「変化」を嫌うー生命を維持するためには当然の働きです。

 
そんな中で、チャレンジをして「しっくりこない」を選択してゆく私たち。
それは無意味に飛び込むのではなく、
その先に見えていることがあるからーなんのために取り組んでいるのか?

という、目的があるからできることであり、そうでなければ意味がありません。

 
決断、チャレンジには不安が付きまとうものですが
それでも「しっくりこなくても」進む。
そのために、自分を知り、自分の願い・ありたい姿へ向かって逆算しての行動をとる。
この「未来への価値」が鮮明であれば、「しっくりこない」も大丈夫、ちゃんと乗り越えられます!

あなたの決断、あなたのその「しっくりこない」を応援しています!
モヤモヤが募ったら、あふれる前にセッションを利用し、吐き出しながらリスタートしてみて下さい。