相性の「合う」「合わない」を星のエレメントで見る

誰かと、何かと「合う」「合わない」といった、”相性” が存在します。これは好き、嫌いともまた違った感覚であり、そして好きや嫌いという感情のベースにもなってくる。
占星術では、12サイン(星座)を4つのエレメントに分けており、今回はエレメントからみた「相性」を見てみます。 

  

エレメントとは「火」「地」「風」「水」という四大元素のことで、タロットカードでもこの概念が使用されています。
・上へ上へと舞い上がる性質の「火」「風」
・下へ下へと下がって落ち着く「地」「水」
大きく分けて、火風 VS 地水、
ということが言えるでしょう。 

 

「火」「風」のエネルギー

イメージするとわかりやすいのですが、あっという間に広がる炎や、あっという間に一帯を飲み込む竜巻など、火や風は「軽やか」「広がる」「巻き込む」「上へ」というエネルギーです。

なので、日常でもフットワークが軽く、行動が速かったり、お休みの日も「能動的な休息」になりがちで、よく動くということが特徴ですね。コミュニケーションが得意だったり、外向きのエネルギーが強い傾向があります。精神性や知識など、形にならない概念が軸になっています。
 
 
「火」のエレメントはー牡羊座・獅子座・射手座
「風」のエレメントはー双子座・天秤座・水瓶座 です。
今は「風の時代」と言われますが、西洋占星術的に見ると約200年続いた「地の時代」から、今は「風」のエネルギーが強いホロスコープの配置になったからですね。風の時代もまた200年ほど続きます。 
 

西洋占星術では、4つのエレメントごとに12サイン(星座)を区分し、さらに活動のレベルを3区分でも同時に分けていますので、各サインごとに同じ「火」「風」であっても、その資質の活かし方はまた異なってきます。
 

 

「地」「水」のエネルギー

「地」は、そのまま「土」ー「地に足をつける」と言われるように、地面の基盤となる下向きのエネルギーです。また、火も風も水も、全てが降り注いでそれを受け止める「大地」ということから、全てのエレメントを包括している、完成形・総合形のエネルギーであるという見方もあります。
ですが、軽やかさという意味では火・風のように舞い上がるということではないので、遅れがち。
 
 
「水」は、潜在意識界では「感情」を表しています。柔軟性は抜群ですが、単一では形にならないというデメリットもー器である「地」のエネルギーと結びつくことで、形になります。丸い入れ物か、四角いのか、大きいのか、小さいのか、水のエネルギーはその器によって形が変幻するのですね。 

 
「地」のエレメントはー牡牛座・乙女座・山羊座
「水」のエレメントはー蟹座・蠍座・魚座 です。

「形」にするというエネルギーでもあり、また単純な物質性だけではなく、自分自身の「感覚(五感)」を活かして初めて動き出すエネルギーとも言えます。


 

自分の周りを眺めてみる

「類は友を呼ぶ」ということわざは、どちらかというと悪いイメージで使われることが多いのかもしれません。ですが、似通った者同士が集まる、という意味なので、シンプルに共振共鳴ということです。

 
では、あなたの周りを見渡してみて…どうでしょうか?
どんな人たちが、あなたの近くにいますか?
最近、どんな人と出会いましたか?

 
基本的には
「火・風」同士 /「地・水」同士で気が合いやすいもの。似た者同士なので、自然と惹かれる、集まるという感覚かもしれません。

ところが
同じ家族内でも、兄弟姉妹という同じ環境で育っても「全く違う」というパターンもあります。似ていない、ケド集まっているのですよね。血縁でなくても、お付き合いをしている、あるいは結婚をしたお相手が「全然違うタイプの人」ということもあるでしょう。


先に「どんな人と出会いましたか?」と書きましたが、それはあなたと同じタイプの方でしたか?自分は「地・水系」なのに、バリバリ「火・風系」の人で、自分には無いその要素に、いいなぁって、憧れちゃったり…なんてことはなかったでしょうか? 

 


魂軸を基準に

ここまで書いてきて、まとめとしては相反するようですが、「自分にない要素だからこそ」自分のパーツの1つとなって、真ん丸〇になっていくイメージー相性OKー”だから”バランス良くなってゆく、というパターンもあれば

「自分にない要素だからこそ」どうしても「相容れない」「無理」ということでー相性NG、となるパターンもあります。だから似た者同士でー多くの場合は、こちらになるのではないでしょうか?

自分にない要素だからこそ上手く行く、というのはある意味「特別な」お相手ということが言えるでしょう。お互いに学びあえる要素、変化を受け入れ、創造する力が自然と生まれる相性です。
  



これは、深く「考える」という分野ではなく、「感じる」分野の話です。
ここで基準となるのは「自分軸=魂軸」。自分のコアな部分に気づき、優先し大切にしていれば、それに見合ったエネルギーと共鳴していきます。
自分と違うのになぜか「相性が良い」と感じる人と出会うこともあるし、なんで自分と違う人と、無理ムリな人と出会っちゃったの?ーそれは、あなたの行動を、考え方を見直すという内面の鏡なのかも知れませんね。(どう受け留めていくのかは、あなたの選択次第です)

 
全ては起こるべくして起こっています。
詳しく「相性」について知りたい方は、スピリチュアルのセッションもぜひ利用してみて下さい。