エネルギーをコントロールする

先日、ボイジャータロットの練習会に参加しました。
その中で、「私は”エネルギー入り”のものって苦手」という話がでまして。
その方は、ボイジャータロットカードのサイキックリーディングがめちゃめちゃ冴えている方なので、エネルギーには敏感というのもあるのでしょう。
「妄想なんだけど…今コロナでさ、とってもネガティブになっている気分だったとして、その人のエネルギーが入っていたらちょっと…って感じる」と。
パワーストーンとかはわかりやすいですよね。石の持つパワーに加えて、「大天使ミカエルのエネルギー」とか、「恋愛成就のパワー入り」とか、聞くだけで勝手に癒される「レイキパワーの仕掛けありCD」とか、とかとかとか…。
その練習会には、実際に天然石の販売も行っているという方も参加されていましたが、その方は「浄化はするけれど、他にエネルギーをこめたりしない」とのご意見。


「だって…それって”コントロール”ですよね?!」

そう、コントロールしてミカエル様とか、愛のパワーを込めるわけです。
この「コントロールができている」というフレーズ、何やらとても良い響きです。
感情のコントロール、とか、エネルギーのコントロール、できたら良いですよね。
いつでも揺れない自分、いつでも高波動の自分、ステキです!
でもエネルギーってコントロールできるのでしょうか??

 

 

  エネルギーはコントロールできない

結論から言うと
エネルギーはコントロールできません。
私はレイキのヒーリングを行いますが、基本的には何も願わない…、
といいますか、
日本伝統式のレイキでは「健康で幸福でありますように」とだけ一言願う、あとは手放すというスタンスなので、その通りに行っています。
あ、波動修正くらいは唱えていることもありますね。
まぁ、言わずとも必要なところに必要なだけレイキエネルギーが届きますので、ちょっと念押ししている感じでしょうか…。(←しつこいな…)

レイキのエネルギーは、「愛と調和と癒し」です
そのエネルギーは、お相手にどう「幸福に」働きかけるのか、それは私たちの管轄外の話。
例えば
病気が少しでも改善して欲しい、恋愛が成就して欲しい、悲しみから立ち直ってほしい、など、
私たちはさまざまな「幸せ」の形を願いますが、
「私が思うあなたの幸せ」
「あなたが思うあなた自身の幸せ」
「宇宙や高次の存在から見たあなたの幸せ」
これらが一致するとは限りません。

起こる出来事は全て必然、起こるべくして起こっています。
ここは、失敗でも成功でもなく「体験」を通して成長するための場所、
目に見える世界が全てではないのです。
1つだけハッキリしているのは、純粋なレイキのエネルギーは「愛と調和と癒し」のエネルギー、
100%プラスに働きかけるということ。

この恋が実りますように!!!
といったような強いエネルギーは単なる「念」になってしまいます。
それでも、波長が合うエネルギーならまだ良いのですが、念を一手に受けてしまうとなかなかつらい展開にもなりかねません。

相手へのエネルギーも、自分へのエネルギーも
「こうあってほしい」という希望を具体的に持つのは良いこと、ですが
フォーカスはその希望がかなった姿ではなく、その道のりの行動に目を向けることです。
レイキを信じて、お任せしてみましょう。

 

 

  感情は共存するもの

ちなみに、
「感情のコントロール」もできません。
コントロールできるとすれば、レイキの創始者臼井先生とか、お釈迦さまとか、いわゆる「悟り」を得た人くらいではないでしょうか。
そもそも、感情はコントロールするものではなく、「共存」するものです。

ネガティブな感情を無くすこともできないけれど、そこに振りまわされずに自分のための、別の行動を進めることもできる。
とはいえ、
「全てポジティブシンキングで乗り切れ」とか、「見ないふりをする」、
ということでもなく、感情自体はきちんと味わう必要がある…
言葉で聞くと難しく感じるかもしれませんが、「上手にお付き合いする」ような感覚、
流れに慣れれば、ずっと毎日が楽になるでしょう。

感情に揺れ動いている時は、思いのほか自分軸を見失い偏っている時です。
そんな時に「念」をいっぱい受けたり出したりしてしまうと、あっという間に変なところと(?)繋がってしまいます。(…いわゆる低級霊です)
そんな時にも深呼吸して、レイキを取り入れてみましょう。
必ず、「愛と調和と癒し」が訪れます。