エネルギーの方向性

「エネルギー」というと難しい、というか、硬いイメージもあります。
もちろんスピリチュアル業界以外でも頻繁に使われる言葉なので、何を指すのか、どう解釈するのか、もそれぞれに出てきます。 

 

スピリチュアルでは、眼に見えない宇宙エネルギー / 波動ー 人を構成しているもの、という概念で見ています。
これらは「共鳴」という、似たようなものが集まり引き寄せられる、という法則があるので、
究極なところ、常に幸せ感を味わうには「波動を上げていればOK」ということにも。

 
ところが
今までに波動についてはいくつか書いてきましたが、この波動は上げようと思って上げられるものではなく、
「上げたい!!」という気持ちが念、欲になり、逆に波動を下げることにも繋がってしまう。
なかなか難しい、のか、いや、見えないから難しく感じるだけなのか??

今回は、波動の高低ではなく、少し違った側面「エネルギーの方向」について見ていきたいと思います。 

  

 

出したものが返ってくる

自分が出したエネルギーが返ってくる、というのが基本法則。
自分を中心に出たエネルギーが、「いつしか」自分に返ってくる。
いわゆる「Give and Take」という、あなたにあげたからあなたからもらう、という方向性ではなく、あなたにあげたことは”どこかから”もらう、な感じで、「まわってくるもの」であるということです。

Ten of Worlds-Reward-報酬

 

ボイジャータロットカードの中にも「Reward」というカードがあります。
「報酬」なのでお金やご褒美的なモノ、自分が手にするものがありますが、それだけではなく、
「手に入れる」に加えて「差し出す」という意味も含まれる。

お金も愛も循環するもの、回るもの、だからです。
このカードのように「ご褒美」というイメージだと
とても良い明るいイメージですが。。

出したものが返ってくる、良くないことも同様です。
「因果応報」とは、良くない事柄に対して使われることが多いですが、もともとの仏教用語としては良いコトも悪いコトも含まれます。


ありがちな例えでは
転職ー職場を変えても、同じようなことが起こる/周りの人が同じような人ばかり
引越ー家を変えても、家系のトラブルが絶えない、  など。

こういった場合には、自分から出ているエネルギーが変わらないので、似たような状況が自分に向かって集まってくるーもちろん意識しているわけではないのですが、「引きあっている」という状態になっています。
必要なコトは、職場や環境を変えることではなく、自分の考え方/見方/立ち位置を変える、ということが先ず必要です。

 

 

巻き込まれている

少し設定が変わり、
同じトラブル、自分にとっての悲劇的なことが何回も起こることもあります。
自分が出したものが返ってくる、というよりも、
「巻き込まれている」
という状況。
それだけではありませんが、わかりやすい例だと自分の周りに「エネルギーバンパイア」のような人がいるとわかりやすいですね。

エネルギーを吸い取るということから、吸血鬼と例えられるのですが、
職場など、ある人がいると、来ると、雰囲気が変わるーマイナスに。ご本人には自覚がない場合が多く、悪気がない、でもそのエネルギーの暴走ぶりが半端ないので、周りの人たちをどんどん巻き込む、というもの。 

 
私は以前の職場で会ったことがあります。
すごく明るくて、オープンで、という女性だったのですが、なんというか…
いやいやすごいエネルギーでした。系列会社も含め、部署移動をかなり繰り返しており、もうみんなわかっている、みたいな状態。
このようにわかりやすいエネルギー爆発型の方もいれば、一見静かなのに淀みが激しくて、みたいな方もいたりします。 

 

巻き込まれている、という場合には
エネルギーの主体は「自分」ではないということ。

避ければ良い、みたいな単純なことではなく、もちろん避けられれば避けた方が「逃げるが勝ち」なのですが、完全には避けられない、ということも現実には多い。
ではどうしたら良いのか?

物理的な接触は避けられなくても、気持ちとしては「手放す」こと。
巻き込まれない位置に、自分の波動を上げることが大切です。
そもそも
「自分の波動を高く保っていれば、巻き込まれることなんてないんじゃないのか?」
という疑問もあるかと思いますが、
ネガティブなエネルギーは強いので、「多勢に無勢」もあり、
あるいは「自分の立ち位置の強化」としての揺さぶりーテストされている、ということもあり得ます。 

 

  

なんで私がこんな目に?を紐解く

エネルギーの方向性、として「巻き込まれている場合もある」ということを書いてみました。
気がつくことで、あぁそうだったのかと肩の力が抜けることもあるかと思います。
大切なことは
だから自分は悪くない/あの人が悪い、といったような「良い/悪い」という区切りをつけないことです。価値観の違い、として自分には馴染めない、好きではないという視点からしっかりと境界線を引くことです。 

 

自分にとっての「良くないこと」は、結構続くものです。
そこで疲れて出てくる発想が「なんで私がこんな目に??」という、納得いかない感。
それを紐解いてみたら、自分が出していたもの/巻き込まれていたものが混同していることも多い。
渦中にいる自分で気がつくことはなかなか難しいので、
そんな時にはぜひスピリチュアルのセッションを利用してみてください。
理由や流れ、これからの自分の行動指針が見えてくれば、ずいぶんと気が楽になってくるものです。