レイキの真髄ー安心立命

私がレイキを学び始めたのが2010年、
今ではレイキという言葉がさらに浸透してきましたし、オンライン化の変化もあり、気軽に学べる機会も増えてきたと思います。
 

逆に、たくさんの種類のレイキがあり、一体どう違うのか?という疑問にもなるところです。
今回はレイキの種類に関して、
プラスレイキの基本ー真髄を振り返ってみたいと思います。

 

日本の霊気

全てのレイキの基本となるのが臼井甕男(うすいみかお)氏によって創設された、”臼井式レイキ”と言われるものです。

臼井先生直伝の師範の方々は全部で21名、とされていますが、関東大震災により、お亡くなりになった方もおられ、そしてレイキに関する資料もほとんどが消失してしまった、とされています。

そして、臼井先生が初代会長を務めた「臼井霊気療法学会」は現存していますが、新しく会員を募集することはなく、表立った普及活動はされていません。
つまり。純粋なる「臼井式」というものは、正確には今手にすることができません。
 
 
 

直傳霊気

臼井先生直伝の師範のお一人が「林忠次郎先生」、もと海軍大佐の軍医の方です。
林先生からの伝授を引き継いでいるのが「直傳(じきでん)霊気」、一番臼井先生の基本の霊気に近いのではないか、という印象ですが。(実際には学んでおりません…)
臼井先生の時代は、基本は「治療」という概念の手当だったので、それをより分かりやすくという視点から、軍医で解剖生理学などにも精通していた林先生が作成された手当の手順表もあります。(12ポジション)

なので、臼井先生の伝授そのままというより、プラス”林式”も入り込んでいる、というのが正確な表現ではないでしょうか?海外へ渡っておらず、今でも学ぶことができる霊気、という意味では唯一だと思います。
 


 
後の項目でも出てきますが、日本発祥の「霊気」が「レイキ」とカタカナ表記になっているのは、海外から逆輸入された、という背景があります。(単純に「霊気」は硬い印象、というところもあるでしょう)
 
 
 

現代レイキ

「現代レイキ」、そして現代レイキから派生した「日本伝統式レイキ」「西洋式レイキ」では、臼井先生の霊気への理念を受け継ぎつつ、海外での発想も取り入れて<現代風に>わかりやすくアレンジされています。
例えば
レイキを流す際に「オーラクレンジング」という行程があります。これは、海外でのレイキ行程を組み入れたものーそういったように、臼井先生のレイキをもとに、オリジナルの工程をプラス、あるいはマイナスしつつ、わかりやすく、親しみやすく、という流れができています。


私は、日本伝統式と西洋式のどちらも実際に学んでいますが、「臼井式」である以上、違いを特に感じていません。臼井先生が考案された「シンボル」は口伝のため、形は若干異なっていますが、エネルギーに(ヒーリング効果や共鳴に)影響はありません。『臼井式レイキ』のページでも書いているように、臼井式レイキの目的は、レイキヒーリングという癒しなのではなく、癒しを通り越した先にある「安心立命」にあります。

その想いを引き継いでいるなら、臼井式のレイキに大差はなく、個人の好みという選択になるでしょう。(後述します)
 
 
 

海外のREIKI

逆輸入されたレイキ

創始者の「臼井先生」→直伝の師範のお一人が「林先生」→そして林先生の直伝の「高田ハワヨ先生」がいます。高田先生は、ハワイでレイキクリニックを開業されており、海外でのレイキ治療(ヒーリング)に大きく貢献されました。

高田先生からレイキを学び、海外ではレイキの協会が設立されるなど、大きな広がりを見せたところで、海外から日本へ逆輸入ー「REIKI」から「レイキ」となって、日本でもレイキが広がるようになりました。先に出てきた「現代レイキ」は、逆輸入されてきたレイキです。

他、名称は異なっていても、この逆輸入系のレイキはまとめて「西洋式(臼井)レイキ」と言われます。


海外のレイキでは、”臼井式からスタート”したはずですが、「ヒーリング」という癒しの部分に特化して広まったという部分もあるようです。もともと、高田先生の大病がレイキで改善された、ということもベースにはある、とも言われています。
  

 

発展する海外レイキ

「臼井式」という枠を超え、純粋に海外で生まれているレイキも数多くあります。
臼井式をベースに、臼井式レイキを学んでいることを受講条件にしているものもありますし、特に条件を設けず誰でも可能、としているものもあります。

私もいくつか発展形レイキ、と言われる海外発祥のレイキを学んでいますが、エネルギーワークという枠組みには変わりはなく…もちろん、各エネルギーでの違いはありますので、レイキのバリエーション、と捉えると良いのではないでしょうか?
○○レイキ、というさまざまなレイキがあり興味深いところですが、いろいろ試す前に、まずレイキというエネルギーを感じることができるという「気感」を身につけてから、の方が良いかと思います。

 
 

レイキの種類・まとめ

 レイキの種類、大きくは2つのくくりがあります。
 

✦ 臼井式か否か
創始者である臼井先生の理念の元、精神性ー安心立命を謡っているものは「臼井式」です


✦ 日本式か西洋式か
海外に渡っておらず、現在学べるのは「直傳霊気」のみ
海外からの逆輸入レイキは、(呼称の違いはあれど)まとめて「西洋式」
・・ネーミングも1つのオリジナリティ、と私は感じています・・

  
 
 

癒しの先にある「安心立命」

いずれの臼井式レイキにも共通していることが、「レイキヒーリング」という、いわゆる「手当療法」がメインなのではなく、それは「レイキの効果の1つ」であること。
レイキの最終目的として目指しているのは
「安心立命」という生き方ー
迷いや不安がなく、執着という自分を閉じ込めるものもなく。安心して自分の人生を、自分らしく楽しく謳歌する生き方、であり、「DoingからBeingへ」というもの。
「宇宙即我、我即宇宙(うちゅうそくわれ、われそくうちゅう)」
宇宙エネルギーとの共存共鳴、というところです。
 

そのための1つとして、レイキの偉大なる愛と、調和と、癒しのエネルギーの力を借りましょう、というものです。
変な言い方ですが…しかも無料!誰でも使い放題!と、なんともすごいことなのですが、そのベースには「自分の波動」=「人格」=「人としての器」といったことが、比例しています。


 

簡単に学べる

レイキの場合、臼井先生が修行の末、レイキとつながるためのシンボルやマントラなどを考案してくれたーだから後世の私たちは、苦行をせずともレイキとつながれる方法がある。 
 

レイキに限らず、占星術でも、タロットでも、
先代の方が生み出してくれたから、ということで、その恩恵を受けられるということは多いです。
スピリチュアルに限らずとも、各分野で言えることですね。


レイキは、基本的に3つの段階ー3種類の講座しかありません。
初級(ファースト)/中級(セカンド)/上級(サード)、という段階で、どこのスクールでも内容に大きな差はないはず、かと。+ティーチャー養成ー教える人を育てる、というクラスがあったり、3つのクラスが5分割されていたり、などのアレンジはあるかと思います。

個人的には、
初級を学び少し時間を置いてから中級、さらに時間を置いてから上級、という流れを推奨しますが、3つの流れを1日で行うスクールもあります。
  

つまり、
レイキは多くても3日、少なければ「1日」で学べる。
「簡単に身につく」
「誰でも使える」

そう謡われているわけですが。
そんなに簡単なんで…しょうか??
でも、「簡単」で「手軽」だからこそ、「やってみようかな」って、思うのでしょうか…??

 
 

どことつながっているの?

「レイキと”つながる”」
という表現をします。これは、エネルギー的に、自分自身の波長と、レイキエネルギーの波長とが共振共鳴する、ということ。
つながりやすくするための、シンボルとマントラもあります。

では。
1日でレイキを学んだ方と、レイキを真摯に長いコト取り組んできた方と、
同じエネルギーなのでしょうか?

答えは
「NO」です。

もちろん違います。
なにが違うのでしょうか?
それは「どことつながっているの?」ということです。

共振共鳴、という言葉を何回も書いていますが、
「自分のエネルギー波動と、同じエネルギーと共鳴する」という意味
です。
悪いコトの例えで使われますが、いわゆる「類は友を呼ぶ」。
同じようなエネルギーのヒトたちは自然と集まります、という意味ですね。

 
レイキのシンボルやマントラを使用していれば、「レイキ」には違いありません。
なので、かなり極端に言えば、結構お腹は真っ黒、でもレイキは流せます。
でも、なんというか、その場合は「細くて」「弱い」エネルギーです。

 
自身を「レイキが流れるパイプ」と例にしていることも多いです。
初心者だと、このパイプにまだ詰まりがあったり、サビがあるのかも知れないし、パイプ自身が細かったり。それが、だんだん自身がクリアになってゆくことで、パイプもクリアになり、勢いよく大量のレイキがザバーッ、っと流れ出す。。

 
つまり
一言で「レイキエネルギー」といっても色々あり、
「簡単1日」といっても、1日で完成というには… という状態です。
(誰でも使える、というのは本当です、才能は要りません!)

 
 

レイキは生き方そのもの

自分自身が一体どんなエネルギー状態なのか、
自分のそのエネルギーに共振共鳴したコト・モノとつながります。


「レイキって…一生学びじゃないですか?!」

以前、レイキの先生と話したことがあります。
終わりが存在しない。
ここまでやったらOKね、終りね、ということがない。
「自分の器」=「レイキエネルギー」ですから。

「でも、一生学びです、なんで書いたら誰もやろうなんて思わないじゃない??」

確かに。
簡単にできるから、取り組んでみようという気持ちになる。

レイキは誰にでもできます。
しかし、その中身は深く、創始者の臼井先生が目指された「安心立命」という生き方に通ずる道。
とはいえ、大変なのではなく、楽しいですよ。
エネルギーワーカーとしては、この沸き上がる、満たされる、暖かい愛と癒しのエネルギーをぜひ体感してもらいたい、と願っております。
 

ぜひ、レイキエネルギーを体感されてみてくださいませ。