あなたのために、みんなのためにー
とは言いつつも、自分では気がついていない場合もありますが、ベクトルの矛先が内ー自分へ向いている場合も多いモノです。
「見て見て！」
「聞いて聞いて！！」
という、外ー他人からの承認欲求をバリバリに求めているからです。
反対に
「自分軸」という言葉、立ち位置もあります。
これは、自分が中心であり、ベクトルは内ー自分ではあるものの、自分でも気づかずして外ーあなたのために、みんなのために、が実現できていたりします。
全く反対の現象で、混乱しそうなところですが
ポイントは、自分の感情・心を、自分で満たすことができているか、どうか、ということです
詳しく見ていきましょう。
間違った方向性
誰しも承認欲求を持ち合わせており、がんばったら認めてもらいたいし、褒めてもらえればうれしい、誰かの役に立てれば気持ちが良いものです。
誰しも持つ欲求ですが、過度に傾いている人もいます。いわゆる「クレクレ」星人とか、「欲しがりマン」と言われたりしますね。
なぜ、過度になるのかと言えば、「自分の心が満たされていないから」に他なりません。
自己愛・自己肯定感・自己価値感ーそんな言葉は知っているよという人が圧倒的に多いものの、実現できている人は実はなかなかいない、とセッションを通じて感じます。
そうなんですよね…と頭の片隅では感じつつ、思いつつ、自分を見つめるということを先伸ばしにしているので、自分への想い、愛がカラカラです。
だれか水をくれ！な状態になり、「ねぇねぇ聞いて/見て、私ね」というクレクレが始まるー満たされない心を、外からの愛情で埋めようとしています。
自分ファースト
眼に見えない潜在意識の世界や、その世界観を表現したタロットカードでは、「感情＝水」として表現されます。寄せては返す波のように、満ち引きを繰り返す波のように、ゆらゆら揺れて常に動きながら、高波の時もあれば、干上がってひび割れを起こすほど欠落することもある。
よく使われるたとえですが
自分の心を、感情を満たすコップがあって。この中に水が満ちて、コップがいっぱいになって、そして水があふれる。そのあふれ出た分を人に、外に向けて出す。人に、周りに親切にするのはここから、ということで、まずは自分ファースト、ということ。
レイキの五戒、たった5個しかないシンプルなものですが、五戒の最後が「人に親切に」です。ここでも、まずは自分を満たすこと、と説かれています。
これが正しい、というとちょっと硬いのですが、歪んでいない「自分へのベクトル」であり「自分ファースト」です。自分の我を通す、ということが自分ファーストなのではありません。自分を先に『自分で満たしてから』という順序です。
心の余裕を生むもの
自分の心、コップが満ちている人は心に余裕があります。なので、
- 正しく自分を疑うことができます
あれ？できていると思っていたけど…大丈夫だったかな？ - だから気づきも生まれます
そうか、これをプラスしたらもっと良いな
反対に、自分の心、コップが満たされていない人は
- 自分を疑いすぎてしまう
ネガティブ沼にはまる - 不安で怖いから、拒否
「そんなことない」「私は間違っていない！」が先立ち、気づきも生まれない
あなたはどちらに当てはまっているでしょうか？
クレクレと、外側へ承認欲求が過度に出てしまうのは、コップがカラカラだからです。
ではどうやって「心のコップを満たすのか」。それが、本来の自分軸を伴った内へのベクトルの基本となる。
その答えが、冒頭で出てきた「自分の感情を、心を自分で満たす」ということになります。
自分を知ることから
自分の感情・心を自分で満たすことーこれは満たせるものです。自分のことはよくわからないし、好きではないし、だから誰かに何とかしてもらおうと外側に手を伸ばしても、それは一時しのぎに過ぎません。
もし、あなたが自分のことにどうも関心が持てないとか、プラスの感情を抱けないとか。いわゆる自己愛といったものが足りないと感じているのなら、「まずは自分を知ってみる」ということから始めてみてはどうでしょうか？
自分の資質や才能に気がつけば
自分に起こったマイナスな出来事にも、実はプラスの側面があったことがわかれば
あなたの「自分」への感触が変わってくるのかもしれません。
なら知ってみたいな、というやる気が湧いた方、あるいはそうなのかな…と半信半疑の方でも、少しでも引っかかりをもったなら、今がその時です。
ぜひ「自分を知ること」、始めて見てください。（対処療法セラピー詳細はこちらから）
正しい、自分軸を伴ったベクトルを持ちましょう。心のコップは自分で満たせます。
心の余裕も生まれ、それが自然と周りへの親切につながるーそれはやがて自分にも親切となって返ってきます。
良い愛の循環を生み出すには、自分の心を満たす、自分ファーストから始まります。
