未来予想はどこまで当たるのか？

「占い」というカテゴリーで、なんと言っても気になるところ、求められていることは「未来予知」ではないでしょうか？　将来はどうなるのだろうか？　これはうまく行くのか？　どちらを選択したほうが良い結果になるのだろうか？　さらには、特定なお相手との相性、2人のこれからは？

　
こういった内容をみていく一つの方法として、占星術ーホロスコープを用いた占術があります。
ホロスコープは、生まれた時の個人の持つ「エネルギー図」ですから、どのような資質・才能を兼ね備えていて、今後どうなっていくのかがわかるー「術」という学術の1つですから、ホロスコープ自体は、誰が出しても、設定した日付のものは、全て同じ図表で出てきます。

　
では、私たちの未来は全て決まっているのでしょうか？　生まれてから50年後、70年後、100年後のホロスコープも「今」作成することができます。未来は…結局「その通り」に進むもの？？


　
　

水星の働きで観てみると

結果からいうと、当然ながら「どう進むのか」の詳細はわかりません。エネルギー図、としての図表は出ているものの、その中で「どの才能を」「どう開花させるのか」は、自分自身の選択によるものです。

例えば
「水星の資質が強いですね」を説明したい時、水星の働きをつらつらとあげてみます。

• 直観力に優れていて
• というのも、自転の周期が速いから、フットワークが軽いんです
• なんといっても知性の星で
• 言語能力
• 分析力なども得意
• 発展して、コミュニケーション能力にも繋がり
• 話すだけではなく、書いたりということも得意です

と話したりすると、大抵の人は首をかしげる。
「分析とか…合っている気がしますが。フットワークはどうかなぁ…そんな感じではないんですよね」
確かに、水星はフットワークが良いのですが、最もフットワークが軽いのは「火星」ですよ。どの星座（サイン）に属しているかによっても、「身軽さ」の意味や度合いが変わってきますしね。


と、ここまで読んだだけでも「で、私の資質はなんなの？？」訳が分からん、になってくるのかと思いマス?すみません、要は、「水星」と一言で言っても、その中のどんな資質を伸ばすのか、それによってもだいぶ成長が異なる、ということです。
　

　　

よく例えとして使っているのが
はじめは事務職でしたが、発展して産業カウンセラーになりました、という話。一見かけ離れているようではあっても、水星の育て具合 / 成長度合いによって起こりそうな変化ですね。
　

これが
水星だけではなく、他の天体たち / 所属している星座（サイン）/ ハウスによって、お互いに関連しあいますから、どれだけのパターンが起こるのかは、もはや想像の域を超えています。


　

ホロスコープの活用法

ホロスコープを観て、あぁそうなっているなら○○を選択しよう、という流れは、実はあまりお勧めできません。
いやいや、選択のためのアドバイスが欲しいから聞いているんですが？？、ということで、ちょっと矛盾してくるもかもしれませんが…。ホロスコープは、あくまで”確認”として観ることをお勧めします。

　
私たちは、結局のところ「条件」を優先して選択をしても、最終的には満足に至らないからです。
とはいえ
では好きなことだけを優先して選択していたら、楽しいことばかり！かといえば、そうでもなく…
いずれにしても、自分の想定外のことに出くわし、思うようにコトが進まず、な状態になれば、「あっちの選択の方が良かったのかな」と、不安や後悔の気持ちが出てくるものー隣の芝生はどこまでも青い。

　
ですが、すべてには同等の価値がある。
どちらを選んでも、それなりのサバイバルと、それなりの楽しさがあるものです。
だとしたら、「条件」という思考ではじき出した選択ではなく、一番心の声に誠実なことを選択してみて下さい。それはイコールで、ホロスコープというブループリントに表れている、あなたの資質や才能を最大限に活かす道になっています。　

だから
未来は決まっている、とも言えますし、
未来は自分で創る、とも言えます。

　
決まっている、とも言えるのですが、単なる出来レースを進むのではなく、結局「その道」を進むことが、自分が一番充実感を感じていながら、自由に生きられる道、だからです。


なので
ホロスコープは、迷った時の地図のような、方角を示してくれる素晴らしいツール、として上手に活用し、並行して自身の感性、直感を信じるという霊性感覚を育てることの方が有意義です。
未来の結果は誰しも気になるところですが、コントロールを手放す、ということも大切です。まずは、自分の心の声に意識を向けてみてはいかがでしょうか？
個人セッションでは、ホロスコープも利用しながら、あなたの未来を総合的に観ています。ぜひ活用してみて下さい。