自分のことはよくわからない

「自分のことはよくわからない」
そんな風に言ったり、聞いたりしたことがありませんか?

一見あたりまえの、「そうなんだよねー」と流してしまうこの言葉。安易に認めないように、注意したいものです。
特に、業種を問わずカウンセラーや指導者の立場にある方、マネージメントをしている方、そして子育て中の方…
 
自分のことはよくわからないー知らないのに、できていないのにー「あなたに言われたくないです」

という展開にならないように。。
  

 

とはいえ、自分のことはわからない

はい、自分のことってわかりずらいのです。
好きな色は?とか。好きな食べ物は?、といった具体的なモノであれば、回答はしやすいものの、「あなたにとっての幸せとは?」「譲れないものを優先順位順に言うとすれば?」など、抽象度が上がるとさぁ…??とわからなくなってしまいます。

自分のこと、となると、主観が先行してしまうので、期待と不安の両方が倍増されてしまう。なので、苦労はしたくない、とか、絶対○○が欲しい、あの人には負けたくない!、という顕在意識による欲求がメインになりがちですね。

なので、「自分のことはよくわからない」というのは、誰しも持ち合わせる本音の部分ではあるのですが、ちょっと堂々と胸を張って言えることでもない、ということも同時に自覚する必要があるでしょう。そこで出てくるのが、冒頭にも書いた「あなたに言われたくない」につながるからです。

 

 

あなたに言われたくない

以前の記事にも書いたのですが、ヒトの沸点ポイントの1つが「あなたに言われたくない」というものです。

内容そのもの、というよりも、その言い方だったり、なんであなたに??という部分が、怒りを増幅する。
つまり、もしあなたが「自分のことはわからないー思っているよりもできていないこと」を、指導したり、したならば、「あなたはできていないのに?」「なんでできていない人に言われるの?」と、矛先がズレてきてしまう…ということが、想像できるでしょうか?


これは実話ですが
ある勉強会に参加した時、ちょっと背筋の凍るような(ホントですよ!!)ネガティブなエネルギーをまとっている方がいて。勉強会と言っても、スピリチュアル系のプロの集まりなので、それなりにスピリチュアル関係で仕事をしている方でした。(さらに言えば、スピリチュアル業界の経験は私より長い…)この方の自分リーディングは、どう修正したら良いのか、手の付けどころがない位のネガティブ沼でして、やっぱりお決まりの「自分のことってわからないよねー」と言っていましたね…。

で、この方が、私のリーディングをするわけですが、失礼ながらなかなか「マトモナ」ことを言うわけです。しかし、これが今一つも二つもしっくりこないのは、「あなたに言われても…??」と、感じてしまうので、教科書にでも載っているような、手順的なことを読んでるようにしか聞こえない。だから、心に刺さらないのです。

 

 

汝自身を知れ

この世界が生きにくくてつらいのか、それとも生き易くて楽しいのか、生きにくくても楽しさを感じられるのかー。
全ての原点は、「自分を知る」ということから始まります。


動画サイトでもたびたび見られるワンちゃんやニャンちゃんたちの「やらかし」、第三者としてはただ面白くて、かわいくて、ですが、飼い主さんは後片付けが大変だろうな、って多くの人が思っているのではないでしょうか?
彼らがつい「やらかし」てしまうように、私たち人間だって、結構やらかしてしまうこともあるし、感情に流されることだってあります。
 

それでも、自分をしっかりと知っていれば、自分のブレない方向性が見えていれば、すぐにリカバーして立ち上がることができる。自分の世界は、自分で創れます。
自分のことはわからない、のではなく、わかるように努力をしてみませんか?
あなたのためだけに、精一杯毎日休まず応援しているスピリットたちが大勢いることも忘れないでいて欲しい、と願います。


セッションでは、あなたのオリジナルな資質や才能はもちろんのこと、スピリットたちからのメッセージも併せてお伝えしています。お気軽に受けてみて下さいね。⇒ 対処療法のセラピー