全ての答えはここにあるー「汝自身を知れ」

以前「未来志向の落とし穴」という記事を書きました。
前向きになることは大事だけれど、その前に自分自身を知ってから、という内容でしたが
今回は、違った角度で「自分自身を知る」ということを見ていきたいと思います。
  

自分磨き

「自分を磨く」
良く聞く言葉です。

でも、実際何をするのか良くわからない。

体という形あるものであれば
筋トレをして体力をつける、とか
ヨガをして柔軟性を身につける、とか
文字通り皮膚に対してスクラブ剤をつけて、ゴシゴシ磨いてピカピカに!、とか。
健康になるために、というイメージで具体性も出てくるのですが、

では、「心を磨く」とか「魂を磨く」というのはどうでしょうか?
似たような言葉で「魂の成長」とかもありますね。
目に見えない、変化を確認できない事柄に対して、磨くとか、成長って
具体的には何をすることなのでしょうか?

 


  

多くの場合が、何か理想の目指す状態や自分があり、
そのために何をするのか → 「自分磨き」という設定になるのだと思います。
心を磨く、自分軸を持つ、愛のある人になる、強さを身につけるとか、とか。

では、「さぁ、今からそのための行動をやってみて」と言われたら
何をしますか?

心を磨くために。
自分軸を持つために。
愛のある人になるために
強さを身につけるために。

ここで「具体案がなかなか出てこない」、という場合、
あるいは具体案が人・モノ任せの場合→お守りを買う、フラワーレメディを飲む、など、
あ、決してそれらがNGというわけではなく、
「それしか」具体案がない、というのであれば、
理想像とか、目指したい自分と、今の自分が離れているようです。

未来の自分や、理想の状況を楽しむのは自分なのですが、
別人のように分かれてしまっている、という感じでしょうか?
いつか、誰か(自分ですけど)がそうなるんじゃない?、というような
ちょっと他人事のような感覚。。

 

自分自身を知る方が先

理想の、未来の自分のために「今は自分を磨くの!」
とする前に、
今の等身大の自分自身を知る方が、「先」です。

自分はどんな人なのでしょうか
何が好きで、なにが嫌いで
どういうのを理想として、目標としているのか
何に対してエネルギーを注いでいるのか、ゆくのか


自分を磨くなら、魂を磨くなら
そのためには「行動」が必要です。
新しいことにチャレンジなのかもしれないし、持続が必要なことかもしれない。
そんな中で必ず、誰でも「大丈夫かな?」という不安、恐怖が出てきます。
未知の世界への1歩に恐怖はつきもの。

その恐怖をどう克服するのか。
いやいや、そっちじゃなくてこっちの方がいいよ、というささやきが
高次からの合図の場合もあれば、
単に変化を嫌う、今までの自分から勝手に生み出された、脚を引っ張る声のこともある。
さらに複雑なのは
高次から「それで本当に良いんですかぁ~」と揺さぶりをかけられている、
なんて状況も出てきます。
これは、私たち自身の覚悟を試されている感じ。



つまり
合図としてキャッチして、進んで行くのか
あぁ、お決まりの恐怖のささやきだな、とスルーして進むのか。
それらって、どう違うんですか?!

という疑問が出てきます。
細かく見て行けば似て非なるはもちろんですが、
でも最終的に判断するのは「自分の感覚」でしかありません。

だから「自分で決める」しかないし
自分で選択したことを「信じる」しかない。

 

そのために必要となるのが
自分はどんな人なのか
何に対してエネルギーを注ぐのか
です。 

自分自身を知らないと、
心を、魂を磨く方法を選択できないのです。
あの人に良かった方法でも、自分にとって最適とは限らない。
だって、自分とあの人とでは性格も、環境も、才能も違うからです。
だから、本に書いていることをトライしても
「変わった」感が持てない人も多いのではないでしょうか。

  

ネガティブを手放すのは後

人によっては、
今までの経験からトラウマ的な事柄をもち、それが引っかかり前に進めない、ということもあります。
脚を引っ張るこれらは「手放す」ということが必要ですが。

まず
ネガティブな「感情」は、「感情」を味わわないと流れていきません。
感情自体が流れて落ち着いたのちに「なぜ」という部分を掘っていく。
どういう意味があったのか、メリットとデメリットって何か、今後どうするのか。
そうやって納得できたから「手放す」ー
感情を伴う「記憶」なのではなく、単なる出来事としての「記録」へと変わってゆく。

 

これを、自分がネガティブ真っ只中にいる時に行うことは危険です。
ネガティブに浸って、ネガティブを掘って行ったら、底なしのネガティブにはまりこむ可能性がある。
もちろん、これはハイヤーセルフが阻止するはずです。
耐えられまい、と思えるような出来事を決して見せてはこないのです。
なので、
目の前に広がる困難は、必ず乗り越えられること、とも言えますね。
と、少し話が逸れましたが

結局、何かのマイナスな出来事がある、のであれば
それをまずは「ある」として、
あることを良いとか悪いでジャッジせず、
自分ってどういう人なのか、と見ていく方が先
、ということ。

 

自分はこういう人です、
ここに向かっています、
だから今はこれをやっているんです。
という、自分の位置をしっかりと持ててから、
ネガティブの階層から1歩抜け出たところで、「ネガティブな過去を掘る」

視野が広くなり、エネルギー状態も高いので
ネガティブにはまらず、ちゃんと昇華することができるでしょう。

 

 

汝自身を知れ

こうありたい、という未来像をぼんやり持っておく
過去にネガティブな出来事があれば、あるんだ、とだけ認識しておく

そして、
フォーカスするのは「汝自身を知れ」ー自分ってどんな人?、ということです。
自分を知り、自分を大切に愛する気持ちです。
これなくしては、「振出しに戻る」をずっと繰り返してしまいます

シンプルに、昔から言われているのは
「すべての答えはあなたの中にある」というもの。
ですが、
私も以前これを聞いたとき、「わからないわよっっ!」とキレてました。
あなたは知っている、と言われても
わからんものはわからん!、です(笑)

 

そんな時、そんな方は
スピリチュアルをぜひ活用してください。
そのためのスピリチュアルー目に見えないことを、形にするものです。
自分の目の前に広がる光景だけが全てではありません。
目には見えなくても、しっかりと存在する真実があります。

汝自身を知れ、
スピリチュアルを上手に活用しながら、自分自身への理解をまずは深めてみてください。