私たちはそれぞれ、育った環境によりそれなりの「枠」ー「思い込み」を持っています。
・お金に苦労した経験が色濃けば、「お金さえあれば」という欠乏感が生まれたり
・愛のない家庭に育てば、「人を信じられない」とか、反対に「愛の大切さを知る」
ということにもつながるでしょう。
今回は、この3次元の世界で生活をする上でとても大切な要素「お金」についての枠ーもう一つの側面を見ていきたいと思います。
例えば「魂の成長」とか「人生の幸福度」とかは目に見えないので、なかなか計りずらいモノ。
ですが、お金は「ある」のか「ない」のか一目でわかり、
「お金がないという事実」
ということで認識するでしょう。ただ、いくらを以てして、あるのかないのかという感覚は人それぞれ異なってきます。
決して裕福だったわけではないのですが、お金よりも「やりたいこと」が優先されていたからです。
そのやりたいことのために、「ガマン」してお金を貯める。そして溜まったお金を「やりたいこと」に使う。お金ではなく、やりたいことを優先して仕事を決める。
大きな会社をあっさり辞めて、小さな有限会社に転職し収入が激減！、ということもありました。
もともと物質世界に興味を持たない資質ですが、顕在意識では「皇帝」の感覚を持っているので、自分の中でいつもScrap and Buildを繰り返していた感じーお金ないよ？と気づき、せっせと働いて貯めるも、選択する行動はお金を後回しの事ばかり。またお金ないよ？、に気づいて…をずっと繰り返しでした。
お金に限らず、「事実そうだから」という視点は非常に危険です。
確かに「事実」ですが、その事実には違う側面も必ず持ち合わせているからです。
ちょっと柔軟に、では「お金がない」という事実、それにより私たちが得たことは何か、を見てみてはどうでしょうか？
これは、精神科の先生も推奨している方法です。
人生には目的と困難があるーその困難があるからこそ、今の自分がある、という考え方。
「お金がない」という困難、それによってあなたが得たことは何でしょうか？？
人それぞれ、そこから導かれることが多々あるはずです。
大きく言えば、ほとんどの人に共通する利点は「切迫感」ではないでしょうか？
・お金がないから、どうしようか、と考える思考回路
・お金がないから、将来はこんな苦労をしないように
・お金がないから、お金の大切さを痛感し健全な使い方が身に付いた
今足りない、困った、という体験がなければ生まれなかった発想はありませんか？
その代わりにあったのは「ガマン」です。
何かをガマンして犠牲にすれば、やりたいことを優先して充実できたので、お金がないーだからどうする、という行動まではなかなかたどり着かなったようです。
何をしたら良いのが全く思いつかないのですー考えたことがないから。
足りない、だからこそ生み出される発想もあるのです。
さらには、私が持ち合わせていた「ガマン」も大きな枠ー思い込みです。
2000年以上続いた地の時代、努力すること、形を残すこと、優劣での考え方などが基本でしたから、1000本ノックならぬ、基本10000回！が私の基本でした。
何かを得るのは大変だ、努力が必要だ、でもその血のにじむような努力の先には、幸せが待っている！！、みたいな発想は当たり前。
これは相当な思い込みで、程度は違えど似たような発想の方も多いかと思いますが、逆に自分で好んで遠回りをしているような感じでしょうか。
努力が必要でなくなった、ということではなく、必要なことだけを選んで歩いて行ける方法はあるのです。
報酬ー愛もお金も循環、を表すカードです
自分の資質と才能を活かして、やりたいことをやる、という自分で、楽しく輝いている状態。
自分が楽しいばかりではなく、資質と才能を活かしたこと＝すなわち使命ということになるので、必然的に周囲へプラスの影響を与え、公の利益にもなり得ます。
そんな自分の道を究める道中、やりたいことのためには「お金が必要」となれば、お金は必要なだけ必ず回ってくるものです。
やりたいことをやって→お金を得て→それを使ってやりたいことを広げて→またお金が入ってきて、
という、循環の輪がどんどん大きく発展してゆく、というのが宇宙の法則です。
物理的な苦痛は、ほとんどお金で解消できるという非常に強力なツールであるお金。
ある、ないという「事実」として平たく見るよりも、自分の道を極めることで必ずついてくるもの、として、急がば回れー自分の道を探して、自分らしく生きる方へと目を向けてみると違った世界が見えてくるでしょう。
