才能を見つけて活かす思考法

私は何のために生まれてきたのだろう?、とか、私は今世で何をすべきなのだろうか?、といったような
今世の「使命」について考える人は多いように感じます。
○○するために、という使命、そのためにがんばる!、というのも人生に華を添える生き方になりますね。
その場合、「本当の自分を探す」とか「自分を見つける」といったテーマが合いそうです。
いろいろな考え方はありますが輪廻転生という考え方として、私たちは今世で生きるためのテーマ(学び)を持ってきている、というものがあります。魂の成長のために、今世はこんなことを学ぼう、という大まかな目標ーそれを全うするため、資質や才能を備え、国・性別・家庭環境なども選んで今ここに来ている、という。
そう考えれば、「使命」を知ってそのために生きる、ということがしっくりくる、というのもうなずける考え方です。

 

 

  使命を問う前に

だからなのか、「使命について知りたい」という方が多いのでしょうか?
使命とは

  • 使者として果たさなければならない用向き
  • その人に特に与えられた重大な任務    / 新明解国語辞典より

そして、この「使命」は、周りの人のためになること/公の利益、といった内容を色濃く含んでいるものです。
私たちは1人では生きていくことはできませんし、お互いが相互協力をするもの、超意識という深い部分では皆繋がりあっているもの、ということを、意識せずとも皆心の奥深くでは認めているはずです。

ですが、「使命は何なのか」と問うてみると、場合によっては「他人のために」という他人軸での考え方に偏ることにも繋がります。
何かの、誰かの役に立たたなければならない、というような。
公の利益を願うのは素晴らしいことですし、人々の本来の姿、でもあるように思うのですが、
誰かのためになる、というのは結果論ではないか、という見方を私は持っています。
自分の行動の結果として、気付いたら周りの役に立っていた、という感じ。

では自分はどんな行動を取るのか。どんなことを選択するのか。

自分の生まれ持った「資質」「才能」を活かした、理由なしに楽しいと、好きだと感じること、
そんなシンプルな行動が、結果として周りの利益にもなるーこれが使命、という考え方です。
誰かのためになること、を探すのではなく、自分の好きなことを選択しさえすれば、それを発展させる才能も持ち備えているのですからどんどん上達してますます楽しくなってくる。つまり、

「資質」×「才能」=「使命」

といった計算式が成り立ちます。
この計算式に、あなたはどんな言葉を当てはめますか?

 

 

 「ない」から生み出されるもの
 
以前、自分の「資質」「才能」、そこから生み出される「使命」は何か?、
ということを、ボイジャータロットで引いてみた時、とてもおもしろいカードがでてきました。
 
Seven of Cups- Fear – 恐れ
大アルカナ21番- Universe – 宇宙

Five of Crystals – Negativity – 否定

資質は「恐れ」 / 才能は「宇宙」 / そこから生み出される使命は「否定」
このカードの並びが意味することは、単純に言うと

ゼロに何を掛けてもゼロ

ということです。
どんなにすばらしい才能や資質を持っていようとも、やっぱりダメかもしれないとか、どうせダメに決まっている、といったようなネガティブな発想をしていると、そこからは何も生み出されないーネガティブからはネガティブしか生まれない、ということです。

ボイジャータロットは、質問に対しての答え、ということでカードが導き出されるのですが、答えそのものではなく、その前にとにかく知ってほしいこと、あるいは質問者のエネルギーが一番今使われていることが真っ先にカードに現れる、ということは非常によくあることです。

ですから、資質自体が「Fearー恐れること」、使命自体が「Negativityー否定する考え方」、ということなのではなく、才能として出てきたカードが「Universeー宇宙」という完成のカードーなんでもできるのに、恐れが先走っていて何も生み出せない、そこから得るものは否定だけですよ、ということを伝えているのです。
「ない」から生み出されるものは「ない」ことばかりなのです。

 

 

 「ない」ことに目を向けない
 
「使命」という言葉をキーワードにすると、「本当の自分の在り方」「自分を見つける」といったテーマになりがちです。
しかし、自分に「本当」も「ウソ」もなく、理想的に将来輝いている自分も、今やりたいことが見つけられなくてなんだかな、の自分も、全て自分自身で他の誰でもありません。
なので、自分を見つける、というのではなく、ありたい・なりたい自分を創る、というテーマの方が迷いにくくなるでしょう。
どうありたいのか、どんなことをしていたいのか、そのために今どんな行動をしたら良いのか。
 
理由もなくやりたいこと、楽しいことが資質です。
そして、何の苦労もなく「普通に」できてしまっていることは才能ですし、反対に
どうしてもできない、悔しいと、誰に言われるでもないのにずっとトライし続けて達成できたこと、
そんな風に努力をし続けられて得たことも才能であり、その継続の力がまた資質でもあるのです。
 
才能がない人はいませんし、好きなことが何もない人もいないでしょう。
レイキのエネルギーや、ボイジャータロットのヒントにサポートしてもらいつつ、自分自身で資質や才能に気付き、それを活かす道を創っていきましょう。
そのためには、「○○ない」という考え方、言葉遣いをまずはしないことです。
もし、現状「ない」という状態なのであれば、「では、どうしようか?」という発想に変えましょう。
「ない」と「ある」は表裏一体、コインの裏と表です。見方や立ち位置を変えれば、必ず「ある」が見えてきます
1人で難しいときにはぜひセッションなども利用してみてください。
あなただけの「使命」がおのずと見つかるでしょう。