負のスパイラルから抜けるには

「ない」という思考からは
「ない」という現実が生み出される

意図=結果ですからね、スピリチュアルでは基本の考え方でしょう。
ですが。

そもそも「現実」に「ない」という事実があるんですよ
ない、のだから「ない」と思って当然ですよね?

うん、確かに。「ない」というのは事実ですよね。

そうなんですけど、
「ない」と思っているから、「ない」という現実が起こるんですよ
は?反対でしょ? 「ない」んだから、「ない」って思うのは当然ですよね?
眼に見えてわかることなのに、間違っていると?? 思う私が悪いってこと??


これらは、いわゆる「鶏が先か、卵が先か」と同じ。グルグル回りまわっているので、どちらが先かというのがもはやわからない。
では、どうやってこの「負のスパイラル」から抜けたら良いのでしょうか?
スピリチュアルな視点からの考察、ご自身の実際の行動、というところまで落とし込んでみました。
眼の前の事実から向けだせない!という方、ぜひ最後まで読み進めてみて下さい。

希望を明確にする

「ない」と思うから、その思いが「返報性/投影の法則」で現実化する、という側面があります。そもそも、物質界の事実は、霊性界のエネルギーがカタチになったこと、ものに過ぎません。

さて
では、あなたはこの「ない」という状態にいる今、どんな「ある」を希望しているのでしょうか?
自立している自分/精神的に強い自分、それにまつわる生計を立てられる自分、
仕事で昇格する自分/ノルマを達成できる自分、人間関係で悩まない自分/愛する人と巡り合う自分…

お金がないから自立ができない、とか
周りと上手く人間関係が築けず、足を引っ張られてしまう、とか
理想の人とと巡り合えない、など、さまざまに「現状にはない」という事実が眼の前にあり、
そこから「○○があったら…」を想像する、願うーー

それらを一度明確にしてみましょう。
あなたが望んでいることー現状は「ない」けれど、「こうありたいんだ!」ということをできるだけ絞ってみてください。 

 

 

第1段階ーアファメーション

スピリチュアルではおなじみ「アファメーション」、引き寄せの法則の基本です。
とにかく「言ってみる」ー言霊のエネルギーも加わり、潜在意識という無意識の領域が「あれ?」と錯覚を始めます。

なにを言うのかー先ほど絞り込んだ「こうありたい」という自分、に「既になっている」ということを書く、読む、唱える…なんともシンプルな方法です。
「ない」という現状を無視して「(そう)なっている」と刷り込むことで、「あれ?そうなんでしたっけ?」と潜在意識が錯覚を起こす、という働き。実際に起きていることと、脳内での繊細なイメージングとの判別ができない、という脳の性質を利用し、「そうなんだ、もうなっているんですね」と無意識の世界から勝手に「なっている」の方向へ動き出す=ゆえに現実創造が可能、というのが引き寄せの法則です。

とっさに聞かれた時にも、間髪入れずに答えられるくらいに「既になっている」という状態を言えるまで刷り込んでいくのがポイントです。
 

  

加速度を上げるために

潜在意識への刷り込み、ということでアファメーションをするわけですが、「それだけで、なにもしなかったら、忘れた頃に叶った」という話も、成功体験としてよく聞きますね。

今回は、アファメーションだけではなく、プラスαが必要ーこれは負のスパイラルから抜ける、その加速度を上げるために必要な工程です。

それは「そのように振舞う」ということ。
さらに「今の行動にフォーカスする」ということ。

今は「ない」のだけれど、希望は「ある」という姿です。
だから「既になっている」と繰り返し唱えてきたーでは、既にそうなっているヒトなら、どう行動しますか? これにはどう対処しますか? あなたは既に「なっている」ヒトなのです。ならば、何を選択して、どう行動をするでしょうか? 

 

そして、
とても大切なことが「未来から逆算した”今”の行動ー辛いけど、とにかくがんばろう!」という姿勢なのではなく、逆算せずとも、あなたは既にもう「なっている」ーなりたい姿の「陽のサイクル」にいるのですから、「今」楽しく取り組めることに集中してください。
ここで、まだ来ていない未来に思考が飛ぶと、不安とか、大丈夫なんだろうかとか、いつ叶うんだろうかといった「現実感」にエネルギーが分散し、「なっている」感が崩れます。
 

既になっているのなら、迷わず今を楽しみながら、そのように振舞うこと。
なぜ、この視点がプラスαとして必要なのでしょうか? 

 

 

あってもできない

負のスパイラルにいる時は、変わりたいけれど「ない」という現実に途方に暮れている感がありますよね。「○○がないから、△△ができない」「○○さえあったら幸せなのに…」
そういった、「○○が」「ない」という、【ない】ことを見続けている。 

少し厳しい言い方になってしまうのですが
そういった思考回路でいる限り、「○○があっても、できない」という結果になりがちです。

 
お金がないからー自立ができない
今の一歩を踏み出すお金があれば、「自立」をスタートさせることはできるでしょう。しかし、結局自分で自立できるサイクルにいなければ、その力がないのなら、一生お金が湧き出てこない限り、そこで自立はストップします。

役職者じゃないから、思うような仕事ができない
タイトルがあることで、皆一目置くということもあるし、自分自身のモチベーションにもなります。しかし、自分にマネージメントという能力がなければ、結局部下を育成できず、タイトルにふさわしい人物という評価にはならず、思うような仕事までたどり着かないでしょう。 

 

「ない」からできないのではなく
「あっても」できませんーあなたが「ない」ということばかりを見ているなら。 

 
だから、もう「あるんだ」「なっているんだ」という良い意味での意図的な勝手ストーリーと、ならどんな行動をするのか、選択をするのかーもうそこまでやってしまいましょう!  
負のスパイラルが吹き飛ぶはずです。 

  

 

時期や手順がある

負のスパイラルにはまり、落ち込み苦しい時に、無理に自分を奮い立たせるというよりは、しっかりと落ち込んでから、少し余力が出たところで、アファメーションから取り組んでみると良いでしょう。

焦って取り組んでも、「どうせ”ない”んじゃん」という、現実という側面から意識が離れずに、余計に混乱と矛盾にハマってしまうかもしれません。
 
スピリチュアルな視点での意識改革には、時期もありますし、急がば回れで「手順」を少しずつ、という方法が有効です。
「自分…ハマっちゃってるかも…」と気になられた方、一度個人セッションを受けてみて下さい。顕在意識と潜在意識のズレに気づくことだけでも、第1歩です!
引き寄せの法則だけに頼ることは、コントロールにもつながるのでお勧めできませんが、上手にアファメーションなどで活用し、負のスパイラルから抜け出しましょう。