惑星の年齢域と照らしあわせてみる

占星術で登場する各惑星ー私たち個人は「小宇宙」であるから、私たち自身にも「惑星たち」の性質がそれぞれ宿っている、と言われています。
さらに、この惑星たちには「月」から始まり「発達年齢域」というものがおおよそ決まっています。
 

今世に持ってきた魂の想いを汲んで生きることーそれはある意味『星の流れに乗る』ような生き方ともいえるもの。
生まれ持ったエネルギー図である「出生図」またはネイタルチャートと言われる、生まれた時のホロスコープにもよりますが、おおよその”星の流れ”に乗れているのかどうか、はこの「発達年齢域」と照らし合わせてみるとざっくり見えてきます。

さて、あなたの現在は星の流れに乗れているでしょうか?

月・水星期

0才から7才あたりが月。
7才から15才辺りが水星期です。

月は、潜在意識とか感情を表しているのですが、まだ生まれて間もないころは言葉も知らない、快・不快の感覚だけ、という時期、理屈は通用しません。この幼少期にどんな愛を受け取ったのか、ということが、のちの人生に大きな影響を与え続ける、というのもうなづけるところです。
いわずもがな、ここが人生の基盤です。

そして
小学生・中学生あたりが水星期。水星は言語やコミュニケーション能力、知性に関する星。
学校という社会の中で言葉を学び、コミュニケーションを学び、いわゆる子供相談室のような「なんで?なんで??」といういろいろなことに疑問が湧いてくる、あれもこれも気になる、知りたい、という時期。

月の感情をベースに、水星で知識、思考が育てられていきます。 

 


金星期

15才から25才あたりまでが金星期です。
金星は自分にとっての「価値観」の代表選手、好き/嫌いという選別をする、ちょうど思春期あたりというのもうなづけますね。
親や学校、社会が決めたことにハテナマークを感じる時、自我がムクムクと芽生えだす。
自分はこれがやりたい、という趣味や打ち込めるものを見つけ出す時期でもあります。

それをどう表現するのか、というのはサイン(星座)によっても異なってくるので、
わかりやすく表に出す人もいれば、心の中でひっそりと育む人などさまざまです。

 
 

太陽期

25才から35才あたりは太陽期です。
「太陽」ーまさしく自分が太陽!として輝く時。単純な言葉を使うのであれば、もう「ぶっちぎる」状態、というイメージです。

いわゆる「若い」といわれる年代、体力も十分に持っていることから、「自分をどんどん出す」ということが優先です。
時にはぶっちぎるあまり、勢い余って転んでしまうこともあるーそういったこともすべて織り込んでのやってしまえ、の時期。その一つ一つが経験値になってゆく。
そうやって、自分らしさというアイデンティティが確立されてゆくような流れです。

太陽期を過ぎた自分から見れば、「突っ走っているな」と感じるようなこともありますが、でもこの時期には多少なりともそれくらいの強さも必要、まだまだチャレンジして欲しいな、と思いながら見守ったりしています。

 
 

火星期

35才から45才あたりは火星期です。
火星のマークは「♂」ですから、男性の記号と同様。つまり外へ向かうエネルギー体、ということが基本です。

太陽で自分をぶっちぎった後の火星期、ここでは「外へ向かう」ー社会との共存ということがテーマです。今までは「自分」だったものが、社会という団体の「中の」自分、になってゆく。それを”身をもって”体験してゆく時期です。
同意されることもあれば、反対されることもある、なんだか”おしくらまんじゅう”されているような、あっちもこっちもダメ??、な感覚にもなりやすい時。

この年代は「ミドルエイジクライシスー中年の危機」とも言われる頃で、心理的にも不安定になりやすい時期とも言われています。
占星術では、この年代になると土星に加え、トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)が出生図の惑星に対してちょっと厳しい角度を取る時。
「ねえ、これからどうするの??」というような変容を促されるような時期でもあるー火星期ということも相まって、だからこの時期は「クライシス」になるのでしょう。

 
ですが、ここでしっかり周りに”おしくらまんじゅう”されておくことが大切です。
その経験は、この後の「木星期」で生きてくるからです。

  
 

木星期

45才から55才くらいは木星期です。
占星術に詳しくない人でも、「木星=ラッキー」というイメージはあるかもしれません。
木星はラッキー、幸運の象徴であり、拡大・発展を促す星。
この年代では、「自分」がファーストではなくなります。
一つ前の「火星期」では、自分を外へ出してゆく、という時期であり「自分」が立っていたのですが、
木星期で優先されるのは「まわり」です。

かといって
自分という個人を失うということなのではなく、周りを受け入れることにより、その中で自分が活きてくる、というような感じ。
まるでオーケストラの1楽器担当のようなイメージです。
それぞれが個性的な音を出し、それぞれがみんなを認め尊重し、全部が合わさり壮大な音楽を生み出す、奏でる、という。
ワンネス、という宇宙意識が拡大してゆく時期でもあるのです。

ここで注意したいのは
木星は「拡大・発展」、これって良い意味だけではありません。
悪ノリ的にも拡大・発展していきます。

つまり
この年齢域でまだ「自分」をファーストにしているのは、ちょっと危険…
太陽期でぶっちぎっていなかったり、火星期で揉まれずにスイスイ進んでしまうと、「周りを優先することで自分が活きる」に到達できず、この木星期でもまだ「自分」がファーストにある。
これが悪ノリしちゃうと…
なかなか改善がむずかしくなってきます。

  
 

土星期

55才から70才までは土星期です。
その後、天王星・海王星と続き、死の瞬間である冥王星まで概念としての年齢域は続くのですが、
土星以遠のトランスサタニアンと言われる星たちは、いわゆる「神の領域」というような、人間には調整できない、手の届かない域。ということで、基本的には個人の年齢域として読みません。 



土星は、システムや社会性の星であり、私たちが幼少時代から思い描いた「将来はこうなりたい」「未来はこんな自分で、生活でありたい」という理想像の実現する時です。

その理想像に対して、今どれだけ何が足りないのか?的に、土星によるメンテナンスは定期的に入っています。最も大きいのは29才 / 56才の時。(サターンリターン)
メンテナンス、というとイメージが柔らかいですが、「これではいかん!」と結構ガシャン!!とくることもある。

このあたりが、冥王星や天王星共々「凶星」と言われる所以でしょうか。
個人的にはこれぞ星たちの恩恵✦と思っているので(ドM??)嬉しい働きです。
この土星期では、出生図のホロスコープに土星がいるサイン(星座)のような、そんな生き方、あり方であることが理想です。 
 
 
 

自分とつながるー星たちとのチーム作り

ご自身の年齢と照らし合わせてみていかがだったでしょうか?
それぞれの惑星の資質を活かせているでしょうか?
より良く星の流れに乗っていくにはどうしたら良いのか、あるいは、自分はどうなのか今一つよくわからない…といった方など、ぜひ一度セッションを受けてみてください。
 
出生図のホロスコープは自分だけのエネルギー図、ここには自分を知って、自分とつながるー星たちとチームを組む方法が描かれています。星のエネルギーを最大限に活かしてみませんか?
あなただけの星のエネルギーを、想いをお伝えします。