波動の強さを、惑星で見る

波動に関しては、今までにもいくつか投稿をしてきました。
似たようなイメージですが、大きく異なるのが「波動が高い」と「波動が強い」という違い。
詳細は、こちらの過去記事をご参考ください。

当然、「波動が高い」というところを目指したいですが、今回はその前地点ー波動が強い、に焦点を当て、ヘリオセントリックで見る「惑星たち」との関わりについて、考察していきます。

波動が強い人は魅力的

波動が強いヒト、一言で言って魅力的です。その強さに惹かれる、という感じでしょうか?
良くない例えですが、いわば「詐欺師」も波動が強いです。魅力的ですね、ついそうなんだって信じてしまいます。「だまそう」という強い意志(?)と計画性、行動力、演じる役に合わせて研究もしていますから物腰もそれなり。これ、前向きでかなり波動が強いです。


そういった人たちは論外として、「悪意のない波動が強いヒト」について見ていきましょう。
たとえば
会社面接とかでパスしやすい、とか、人が周りに集まりやすい、とかがあげられます。
魅力的だからです。
面接では、大なり小なり皆盛りながら話してしまうでしょう。そういった中でも、彼らの話は魅力的で、つい引き込まれて、あぁいい仕事をしてくれそうだ、ってイメージされやすい。
金星の持つ豊かな価値観や、海王星の持つイメージ力、といったどちらかというとホンワリイメージの惑星たちなんですが、こういった惑星たちが波動の「強さ」に一役買います。

 
さらには、人が周りに集まりやすい、というところでは火星の持つ「行動力」「リーダーシップ」というところも発揮されます。火星という外向きのエネルギー、ついていきます!みたいな気にさせられる、という感じですね。

 
 
 

自覚があれば

面接という話で、別の角度から見てみましょう。
私が以前勤めていた会社の営業部長さんが言っていたのですが、彼は転職の際に結構「自分ができること」を盛るそうです。え、ちょっと無理っぽいかな、ここまではやったことないよな…くらいの話も平気でしちゃう。
そして、晴れて採用となった際に、自分で自分を盛ったことに気づいているので「これはマズイ」と、必死でそこまでできるように、勉強、努力をするんだとか。


そういった、ちょっと順序は逆ですが、自分を高めていく、才能を開花させるという方法もあるのでしょう。戦略の一つとも言えますね。自分を知っていて、がんばる、努力をするというエネルギーも、波動につながり、魅力の一つになるのでしょう。

 
ヘリオセントリックでは、ジオセントリックにない概念として「地球」という惑星が登場します。地球は、まさにそのまま「地に足をつけて」の性質ー想いを形にしたり、身体で体感を通して、ということに大きく関わります。
盛る話、がイメージの世界観だとすれば、有言実行として「身体を使って表現する」ということが地球の性質と言えますね。「身体」を持っていることが最大の特徴ですから、身体の感覚器=五感ーそれぞれの感覚をしっかりと活かせているのか、といったことも、一見遠そうで「自己肯定感」「自信」へと結びつく。ポジティブな波動に大きく関連してきます。
 

 
 

自覚がないと

対して、自分を「こんだけ盛った」という自覚がない場合はどうでしょう?
波動の「強さ」の場合、自分で気づいていないという盲点があることもしばしばです。そう、自分では盛っているのか、能力の有無なのか、の境目が曖昧ーこの辺りが海王星のバランスを崩している感の表れともいえますし、地球という惑星の弱さとも見れます。

 
その波動の強さに惹かれ、魅力を感じ、人が多く集まってきては…去ってゆく。自分が思っていること=言っていることと、行動とが一致していなかったり、「以前は」できたけれど、それは過去の話、ということに本人が気づいていなかったり…なので、ちょっと中身が伴わないな、を周囲もポチポチ感じ始める。


それでも、引き寄せられてくる新しい人がいたり、その波動の強さゆえ共依存的に離れない人たちもいる。のですが、ちょっとバランスの悪さは否めません…かね。。
特徴としては、ずっと同じことの繰り返しだったり、自分が頼りにしている人たちは去っていく、みたいな感覚はあるでしょう。
スピリチュアル的に見るのであれば、自分を知っていない、という視点が残念なところです。

 

 

波動が強くない人は?

波動が強い、というのは「プラス」「マイナス」のどちらもあります。
プラスに強い、のは前向きないわばポジティブシンキング、マイナスに強いのはネガティブシンキングです。横軸をイメージし、右に左に振り切るようなイメージをするとわかりやすいでしょうか?


波動が強い、魅力的な人に対して、「波動が強くないヒト」はどうでしょうか?
強くないからよくない、という単純な話ではありません。スピリチュアルでよく出てくる言葉ー統合、この統合の地点というのは「プラスとマイナスの均衡点」ですから、横軸で言えば「真ん中」ということ。+/-のどちらかに振り切るよりは、真ん中という「中道」が最強ということです。
(これに、波動の高さである「縦軸」や、専門性である「奥行」という概念も混ざり合います


なので、強くないという言い方よりは「バランスがとれている」という表現の方が適切かもしれません。全てはコインの裏と表、良いことだけ / 悪いことだけということはなく、両面を持つ。
ところが
バランスが取れているといっても、必死でバランスを取ろうと自己犠牲の上に成り立たせているバランスだったり、自分自身という意志を持たずに、グルングルンと周りに振りまわされているだけ、という”バランス”というには微妙な場合も。

 
この辺りは、水星の持つコミュニケーション能力だったり、直感力だったり、細やかなところに気がつく…という性質が関連してきますが、やりすぎに傾くとバランスを崩します。
あるいは、社会性という全体 / システム化された秩序を優先する土星の働きが強くても、節制や調整に比重をかけすぎて、やはりバランスを崩し、独りよがり的になってしまったり…は、炎上な出来事として、ちょくちょく話題になったりしています。
石橋を叩いて渡る、って、必要なことですが、叩きすぎて石橋壊れちゃいました(-“-)みたいになってしまうのが悲しいところ。。
 

波動のバランスがとれているー中道タイプの場合にも、やはり気づきがあれば「やりすぎだ」と後退することができますが、一直線にそこしか見ないっっ!という静かに自己主張が強い場合などは、気づけずにタイミングを逃したり、ということにもなります。
 

波動の強弱というヨコノビを意識するのではなく、「自分を正しく(?)知って」波動域を高くということを意識していきたいものですね。 

 


他の惑星たち

木星は代表的な「吉星」と言われる、拡大発展のラッキースター。社会性を司る惑星なので、社会での拡大・発展、愛やお金の循環にも大いに関係がある星です。
が、この惑星、「良いコト」だけが拡大発展するのではありません。シンプルに「拡大発展」なので、言ってみれば「悪いコトー悪乗り」しちゃうこともあります。

自分の想いだけが暴走することに拍車をかけたり、石橋を叩きすぎることを他人にも強要したり、にもなりかねず、木星クラスの星はパワーも強いので、軌道修正が結構大変かもしれません。 

 

また、革命の星でもある「天王星」、世の常、本物志向の「冥王星」、これらがどう他の惑星たちと絡むのかは非常に興味深いところです。
前向きなエネルギーの強い天王星が、似たような性質である火星との結びつきが強いと、なかなかファイヤーなヒトになってくるでしょう。斬新的で、やはり魅力的なリーダーです。グループでなくとも、個人でもオリジナリティ / パイオニア的存在として、活躍が期待できます。 



冥王星は、その性質ゆえ苦手とされる方も多いのが、個人的には残念(私は冥王星派)。ただ、本当に「厳しい」ということは言えるように感じます。冥王星とのつながり、厳しい角度を持って生まれた方には、それなりの厳しさがあり、これは程度の差こそあれ「絶対」という分類に入るのではないか、と多くの方のホロスコープを見る中で感じています。
私たち人間には、「選択の自由」「創造性」が備わっているので「何を選択しても良い」とされ、任せられている、というのが基本です。が、基本があれば応用があるーということで、「これ、絶対な」ということを持ち合わせている人、場合もあるということ。

 
だから、その道から外れていれば「違います」とガッシャン!!と強制終了させられるー破壊王と言われる所以です。
冥王星のためにお伝えしておきますと、破壊の後には「再生」があり、この再生までをリードするのが冥王星のパワーです。そして、無意味に壊すだけではなく、痛みを伴っても、私たちの魂の想いのために、という、ありがたい存在であると言えますね。
最近大きなガッシャンを経験された方、冥王星の働きかもしれません。 

 


 
自分という存在は、波動を持ち常に振動しています。そして、常に宇宙の一部ーミクロコスモスとして、宇宙の波動とも共鳴しています。
持って生まれた惑星たちという特性を活かしながら、波動の「強さ」ではなく「高さ」を得られるような、統合の価値観を身につけていきたいですね。
自分の星の性質などを知ってみたい方は、個人セッションを活用されてみて下さい。