レイキの五戒「業を励め」

レイキの五戒はとてもシンプル
今日だけは

  • 怒るな
  • 心配すな
  • 感謝して
  • 業を励め
  • 人に親切に

今日だけ、とは言うものの、明日は明日になったら既に「今日」、すなわち「今日だけは」は裏を見れば「一生」ということで、生き方そのものです。

今回は4つめの「業を励め」についての深堀です。
付け加えるなら、「私は」「私の」「業を励む」と決めて実行すること。
これは、最終的に自分を創り、自分を取り巻くエネルギーとなる非常に深い視点です。

 

精神論ではなくて

日々さまざまな出来事に遭遇し、さまざまな人間関係のはざまにいる私たち、『見えるエネルギー』に振り回されることは多いですよね。
「なんであの人は○○してくれないの?」
「○○になったらいいのになぁ…」

これは、あの人が自分の期待とは異なる何かをしているという「現実」があり、あるいは○○ではないという「現実」があり、「どうにかなんないの?」という発想になる。
 

自分の希望が強ければ強いほど、「ない」という事実に囚われ、だってないじゃない! / どうすればいいの? / 私が悪いの??…ネガティブにどんどんはまってゆく…

Six of Wands-Trust-信頼


そんな時に、カードを引いてみる。
たとえば
「Trust」ー信頼、というカードがでてきたら。。

あなた自身を、周りを信頼してみて
というメッセージだったりすることはよくあります。

苦しみ、悩みの渦中にいる時
「自分信頼を」と言われて、あなたは「そうなんだ!」と納得することができるでしょうか?

対処療法が必要となるような、痛みの渦中では、精神論がなかなか通用しなくなってきます。
自分を信頼したら、あの人は○○してくれますか? / ○○な状態に変わるのですか? / お金がない状態から、裕福に変わるのですか? / 病気が治るのですか?
 

そういった、眼に見える事実の状態しか眼中には入らない…のかも。その中で、「業を励め」と言われても…「じゃあ、業を励んだら変わるんですか??」という発想にしかならず…

精神論ではなく、現実を変える、眼に見える状況を変えるためにはどうしたら良いのでしょうか?

 

 

「業を励め」の意味

私は「感情を乗りこなす」という言葉をよく使います。
感情は、大きかったり小さかったり、寄せては返す波同様、それをサーファーのように、大波にものまれず「乗りこなす」ことが大切なのであって、感情を「コントロール」することが重要なのではありません。そもそもコントロールはできないのですから。
 
 
そこで、でてくるのが「業を励め」です。
「なんで○○なの?」という怒りや不満があれば、それを乗りこなせばいいーヒトに、モノに当たるのではなく、自分での解消法を以て「わーーーー」とその感情を味わうことです。


五戒で言われている「業」は、”仕事を” がんばれという意味ではありません。
仏教用語でいう「業ーごう」は ” 行い ” 、ということで、行いにもいくつかありますが、その一つが身体を使った「行動」ー五戒の中では「今日自分のやることを一生懸命やろう」という意味ですね。

五戒の中には、「怒るな」「心配すな」もあるわけですが
全く怒らない、心配など何もない、という人など恐らくいないはずー喜怒哀楽という全部があってこそ、人間であり、人生だからです。
 

怒りにくくなる、心配があっても行動できる、という人ではあっても、時には噴火することもあるでしょうし、落胆することもあるでしょう。そんな時には、「怒る」「落胆」など、その気持ちに浸ればいい。それを味わうことを、一生懸命する。
ここで、その感情を乗りこなさないと、なかなか次のステップに進めません。ここでもしっかり「業を励む」のです。


大波を超えると、一息ついたところで、気がついてきます。
そういった怒りや落胆は、「他人のリアクション」や「未来への結果」という、自分ではコントロールできないことが主体になっていることが多いモノです。つまり「自分の行動」ではない。自分は相手や結果を見ている、待ちの姿勢だっただけ。

 

だから
次のステップは「自分の行動」=主語を「私は」にした、私のための行動をする。
 
 
 

最終的にはエネルギー

業に励んだら、お財布の中のお金が増えるのですか?
という、物資的な意味で言えば、魔法みたいにお金がどんどん湧き上がってくるわけではありません。

しかし
結局は「エネルギー状態」としか言いようがない…どれくらい「私が」ー行動の主語が自分であり、「私の」「業に励んでいますか?」ということに。

 
なんで○○なの?というネガティブな思考を引きずるエネルギー =ない、ないという「ない」にフォーカスするエネルギー
VS
他人のリアクションや未来の結果に振り回されずに、いえ、時には振り回されても、ちゃんと感情を乗りこなして「自分の」「業を励んでいる」というエネルギー、の違い。
 

あなたの波動に共鳴したモノ・コトが引き寄せられてきて、あなたの世界が創られる。のだから、どれだけの違いが出てくるのかは、容易に想像ができますね。

 



 
普段から「レイキの五戒」を意識したシンプルな生き方をしていると、
怒ったり、心配することも少なくなってきますし、怒っても、悩んでも、速いスピードで本来の「私のためのー自分の価値に沿った業を励む」というステップに移れます。


そのエネルギーに共鳴した世界が、自分の周りに創られます。
ネガティブに、眼に見えるエネルギーにハマった時は、スピリチュアルのセッションを受けてみてください。眼には見えない世界の情報は、新しい1歩の手助けになってくれます。
今日もマイペースで「自分の」業を励みましょう!