結果を出すのが速い人・遅い人ー「強さ」で見るその違いー

何かを始めよう、と取り組み、颯爽と結果を出す人。なかなか結果が出せない人。

その違いは何なのか?

事柄とか、性格とか、思考法とか、環境とか。
さまざまに関係しあっての「結果」なので、一概に「○○の違い」と絞ることはできません。
それもあり、これもあり、で、自分には何が該当するのかな?、と、疑問に思いなかなか解決には至らないということもありますね。

ここでは、その違いを「強さ」という側面にフォーカス。

  • 短距離走のような、圧倒的な強さ、速さ
  • 長距離走のような、紆余曲折を織り込んだなかで生まれる強さ

求められていることが違いますので、おのずと結果も変わるー速い人と、遅い人が出てきます。
それぞれのメリット / デメリットも併せてご紹介します。


 

Chariot-戦士の強さ

大アルカナ7番-Chariot-戦車

ボイジャータロットの7番は
「Chariotー戦車」であり、非常にスピーディです。

障害物があったら、よけて通る
のではなく
「蹴散らしてでも強行突破」
な勢いを持っています。
ぶっちぎり感炸裂!!
という、ちょっとKY感も漂う雰囲気。

Seven of Worlds-Breakthrough

この強さが、すなわち「短距離走」のような強さであり、だからこそ「速い」のです。
非常に強力なエネルギー、もともとの資質ということも大きいですし、いわゆる「やる気!!」というエネルギーですね。「テストの前日の一夜漬け」と聞けば、誰しも経験があるのではないでしょうか?
アノ時ほど集中力があれば、結構自分はイケるはずなのだが… なかなかそこまでの爆風を日常で起こすことは難しい…。


 

次なるステップが重要

一夜漬けのパワーが日常では起きないように、
短距離走のような全力疾走で走り続けることができないように、
この戦車的なパワーは「時には」として活用できる、あるいは

「太陽期までは、比較的ぶっちぎれる」

というエネルギーです。太陽期とは、おおむね35才辺りまで。若さと相まって、身体的にも力があるので、ガンガン突き進む人もいるでしょう。
資質的に、何でも器用にさっさとこなしてしまう、という人も当てはまります。


結果を出すのが速い。
そこで重要になってくるのが「次のステップは?」という選択です。

その達成したことを、次にどう活かすのか、発展させるのか。次の選択によって、達成したこと自体の価値が大きく変わってきます。

結果を出せた、達成できた、という満足感もあるので、どんどんその欲に飲まれて貪欲になることもあります。なんでもほとんどできてしまうから、どれもこれも結局つまらなくなって続かない、というもったいないことも起きたりする。
 

太陽期を過ぎる30代中盤辺りからは、星のエネルギー的にも、体力的にも、常に爆走するのが厳しくなってくる ⇒「今まではできたことができなくなる」という変化についていけない ⇒ いつしか「やりたいこと」ではなく「やりたいと思っていること―過去の栄光再び」を追い求めるようなことにも。。
 

結果を出すのが速い人は、この短距離走のようなエネルギーを使っています。
それだけのパワーがあること自体が才能ですが、
「次なるステップ」や「使いどころ」という点に気を配る必要があります。

 

 

Strengthの強さ

大アルカナ11番ーStrength-強さ

ボイジャータロットの11番
ウェイト版タロットの8番は
共に「Strengthー強さ」です。

絵柄は異なりますが
女性が猛獣を手名付ける、
というと強い言い方…ですが

本来、本気を出したら、人間はひとたまりもないはずが、
猛獣は女性の前で、ゴロンとお腹を出しちゃうような雰囲気です。

大アルカナ8番ーStrength-強さ

この強さが、すなわち「長距離走」のような強さであり、短距離走と比較して当然時間がかかります。42.195キロのフルマラソンでは、それなりにスピードを出すときもあれば、上り坂で苦しくペースダウンするときもある。そうした中で、ようやくゴールにたどり着くー長距離の期間は、人としての精神的な強さ、つまりは「自分軸」なるものを育てている期間でもあります。
このしなやかで揺れない圧倒的な自分軸の強さの前では、猛獣でさえもイチコロ、というわけですね。


 

有名なあの人も…長距離走を

ウィキペディアによると
「ホスト界の帝王」と言われる、実業家であるローランド氏。彼には1年ほどの下積み時代があったそうです。ご本人曰く、
芸人さんとかからすれば、1年間という期間は長くないのかもしれないが、ホストは華のある期間が短いので、1年でも長い方 / あっという間に売れっ子になるホストもたくさんいるから
とのこと。
あっという間に売れっ子になる、短距離走タイプの人もいれば、下積み期間を伴う長距離走タイプの人もいる。
 

長距離走タイプの人は、ゴールにたどり着くまでに次々と難題がやってきて、それをクリアしながら、強さを身につけながら進むようなモノ。その体験が必要だからこその長距離走、だから結果を出すのが遅くなります。


ローランド氏のように、多大なものを生み出すということではなくても、時間をかけて身につけた「強さ」=自分軸は、決して揺らぐことがない、自分のベースになってくれるものです。

結果を出すのが遅い人は、この長距離走のようなエネルギーを使っています。
結果がなかなか出ない / 困難が続く、といったことがあるかもしれませんが、自分の見えない精神性を育てている大事な期間。焦らずに続けてみましょう。


 

あなたに必要な強さは?

結果を出すのが速い人、遅い人、「強さ」という視点から掘り下げてみました。
あなたは今、何かを目指している最中でしょうか?
Chariotの戦士の強さか、Strengthの女性性の強さか、どちらのエネルギーを使っているでしょうか?

それは
あなたが何を求めているのか
そして、あなたのベースにはどんなものがあるのか

それらを踏まえて、必要な経験が眼の前に広がっています。
・結果を出せたが、次のステップがよくわからない
・なかなか結果が出なくて焦るし、へこむ
それなりの大変さや辛さはありますが、自分が今どこにいるのかがわかれば、安心して進むことでもできるでしょう。
考え込まずに、反対に考えずにいつしか無駄なエネルギーを使ってしまう前に、ぜひセッションを受けて、自分の現状 / 方向性…しっかりと把握してください。
気になった方は、今がそのタイミングです!
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