人生の成長段階を表しているともいえるタロットカード、
始まりは0番、タロットカードでは「THE FOOL.-愚者」であり、ボイジャータロットでは「Fool-Child-愚かな子供」です。
完成形である大アルカナ21番の「Universe」とはまた違った意味での「最強」カードと言われる1枚、愚かなのに最強?? その根拠をみていきます。
なぜ愚かなの?
どちらのカードにも「FOOL」という言葉が使われ
「愚かな」という意味合いを持ちます。
なんといっても
お気楽でのん気そうな雰囲気がどちらも満載!
絵柄のタロットカードでは
本人は楽しそうで浮かれていますが、もはやがけっぷち。
あと1-2歩で転げ落ちるかも??
シンボルで描かれるボイジャータロットでは、崖からなのかもう飛び降りてしまっているし、さらには子供の彫像は転んだのでしょうか?、額から血を流しながらも、テヘペロな笑みを浮かべ、1ミリも懲りてはいないようです。
なんて無謀で愚かな!
転ばぬ先の杖ーモノゴトには事前準備が必要だし、石橋は叩いて渡らねば危険なのに、知ったこっちゃない。
ある意味 ”KY” であるともいえますが、なぜここまで「愚か」なのでしょうか?
何にも考えていないから? 本当にタダのおバカさん??
信じる、のその先へ
THE FOOL. / Fool-Childは、頭がカラカラのおバカさんなのではなく、自信に満ちあふれていて、「信じる」という言葉をとうに超えたその先にいるからです。
何を信じているのか
「自分を」であり「宇宙を」でもあります。
なんとかなる、という何の根拠もない自信、飛び降りたって助けが入るじゃない?、とカケラも疑わない。もはや信じる、という言葉など必要ない位、あたりまえの感覚です。
どちらも「0番」であり、人生はここからスタート。
Foolは、あなた自身を構成する全ての要素が含まれている「種」であり、あなたが、あなたであるための要素を全て持っている。
焦ることも、慌てることも、不安になることもない。
自由に、好きなことをして、楽しんで、あなたらしく生きているだけで、あなたの華は美しく咲くーという、なんとも言えないステキなお話、これが「あたりまえ」だからこそ、何が起きても平気です。
やっぱり愚か者?!
「自分たち」
実際にカードを引いた時、このTHE FOOL. / Fool-Childが出たら、なかなかラッキーです。
基本的には「全ての可能性を秘めている」という種の性質であることから、なんでもできる!、という解釈につながるからです。
今、あなたが抱えている問題や事柄、
THE FOOL. / Fool-Childだよ、と言われたらどうでしょうか?
そうかっ!と背中を押されて飛びだしますか?
そうは言っても、現実は…と、少し躊躇しますか?
細かく見ていけば、その前向きな強いエネルギーをどのように使うのか?という、具体的な行動に落とし込む必要はあります。
躊躇していたのではもったいないし、かといって無鉄砲に飛び出しても非効率、エネルギーをムダに使ってしまいます。
いずれにしても、根底にあるのは「自分はいつでも大丈夫」という自信です。
愚か者のFoolは「なんの根拠もなしに」と表現されますが、根拠はあります。
「自分」とは、思考で、意識で考えられる「自分」だけなのではなくて、見えない存在のあなただけを応援し、導き、守る、たくさんのスピリットたちがいて、宇宙のエネルギーのたくさんの応援が入って、それで「自分」ーなので「自分たち」という表現の方が正確です。
そして
ここには「自力」という自分自身で進む力だけではなく、「他力」という宇宙の力が存在しています。
だから大丈夫。いつでも大丈夫。絶対になんとかなる。
「愚かモノ」は最高の誉め言葉!
もし、あなたが出口の見えない何かに悩んでいるなら、それは「気がついていない」だけ、かもしれません。
自分を知って、「自分たち」に気づくー愚か者のエネルギーを取り戻しましょう!