四大元素のバランスと自己表現

英語の学習でも分けられる4ステップが「読む・聞く・書く・話す」です。
日本の英語教育は、とかく「読む(reaging)・聞く(listening)」に特化していたことから、勉強した割には実践、社会で使えないー書く(writing)・話す(speaking)、というアウトプットができない、ともいわれています。
ですので、各英語試験でもこの4つをバランスよく組み込んだスタイルに変更されていたり、英語教育そのものにアウトプットの項目を組み込んだものに変えたりをしていますね。
アウトプット、というのは「自己表現」に大切な要素です
わかっているけれど伝えられない、とか、適した言葉、表現ができないために思いをそのまま伝えることができずにもどかしい、ということにも繋がってくるからですね。

何事も「バランス」が大切とされます。
とはいえ、その反面個人には「得手不得手」が存在し、得意なことや好きなこと、前向きに取り組めることもあれば、どうしても何度やっても上達できない、という分野もあったりします
今回は、この得手不得手を、西洋占星術でも基本として活用されている概念「四大元素」に合わせてみていきたいと思います。

 

 

 四大元素「火・地・風・水」

四大元素、とは「火・地・風・水」の4つの元素。
これらが組み合わさることで、世の中の全てのものが創造されている、という考えのもとになる要素です。それぞれに性質を持っており、西洋占星術では12の星座(サイン)にこの4元素が割り当てられています。

  • 「火」ー おひつじ座・しし座・いて座 = 上に向かって燃え上がる火の性質があり、
         向上心・精神的な高みを目指す資質です
  • 「地」ー おうし座・おとめ座・やぎ座 = 感覚的な資質、あるいは地球上での実質のモノ
         でもあります。火・風・水の資質が内蔵された総合的なものです
  • 「風」ー ふたご座・てんびん座・みずがめ座 = 一つのところに留まらない流通性から、
         現代の情報化社会などはそのものですね、風の時代。知識や思想の象徴です
  • 「水」ー かに座・さそり座・うお座 = 感情が判断基準。水だけでは存在しえないので、
         水を入れる「器」が必要ー何かと誰かとくっつく=感情が満たされる、という状態

 

 

 四大元素の自己表現

この四大元素を「読む・聞く・書く・話す」に当てはめてみたらどうでしょうか?
いろいろな見方があるので、絶対というわけではりませんが、このようにも分けられます。

アウトプット<発信>=書く → 「火」
           話す → 「風」

インプット<受信>=読む → 「水」
          聞く → 「地」

 

あなたの星座は、どの四大元素でしょうか?
星座(サイン)というのは、生まれた時に太陽がどこで輝いていたのか、とうことで決まりますが、太陽だけではなく他の惑星ー例えばコミュニケーション能力の象徴である「水星」がどこの星座(サイン)にいるのかによっても、自身のアウトプットの「得手不得手」は変わってくるでしょう。

つまり、生まれ持った星回り的に見ても
得意なこと、好きなことは分かれてきます。

  • バランスよく、としてすべての底上げを図るように努力する
  • 得意なことを伸ばすことに専念する

それぞれの場面で、どちらも必要な考え方になるでしょう。
一概にどちらをすべき、とは決められません。
ただ、この好きなことや得意なことは、自身の個性を形どるものなので、この部分を伸ばすということが「自分らしく生きる」ということの基本ではあります。

 

 

 資質はどうであれ

西洋占星術という星まわりから見てみても、自己表現の仕方には人それぞれ、得意な人も得意でない人もいます
自分が求めていることは何なのか。
自分らしさは何なのか。
そのためには何が今必要でどこに向かっていったら良いのか。
なかなか難しい問いかけです。
初めからスンナリ答えられる人の方が少ないでしょう。
ボイジャータロットから行動を見出したり、ホロスコープから基本資質を眺めたり、そういったヘルプはできますが、得手不得手にかかわらず自分で向き合い、自分自身を見つめる必要があるのです
  

面倒くさいし
よくわからない
へぇ、そんなことあるんだ、自分?さぁ、どうなんだろう?
そんなこといちいち考えている人って、少なくない?

苦手なこと、面倒なことはなかなか取り掛かりずらいし、日々の生活に追われてそこまで時間をとれなくていつの間にか流れていたり…
そもそも、自分の良いところは知りたいけれど、そこから発見されるマイナスなところは見たくないというのも正直なところでもあります。

とはいえ。
考えるのが苦手でも、話すなどの自己表現が苦手でも
それなりに自分と向き合う必要があります

○○しなければならない、という枠は基本ありませんが、私たちがただ一つあるしなければならないことは「自分を幸せにすること」です
自分しか、自分の幸せを現実を創造できないからです。

なんとなく何とかなってきたから、というのは実は「依存」です。
なんとなくの何かに寄りかかって、自分で選択する、という行動を任せてしまっているから。
なんとなく周りとの調和を崩したくないから、まぁいいかという多少なりとも前向きな選択であることもあるかもしれませんが。
結局なんとなくの選択をしてきたら、なんとなくという結果しか自分には返ってこない。
だから、何より自分自身に誠実に、取っかかりは「好きなこと・楽しいこと」「理由は関係なく、今すぐにでも取りかかることができること」
そこをキーワードに、自分の軸を見つけていきましょう

自分を大切にする気持ちがあれば、相手の気持ちも自然と尊重でき、感謝の心も生まれます。
あたりまえのこと、は実はあたりまえではないことに気付き、依存心も薄れ、自身の脚で立つこともできるようになります。

なんとなく生きるのではなく、自分の楽しみために自分の世界は自分で作ることができます。
資質や才能を活かした自分創造、ボイジャータロットやホロスコープを手掛かりに楽しみながら進めてみてはいかがでしょうか?