直感が導く真実

先日、ボイジャータロット創始者のジェームス博士による、
「Voyager Moon Intuition」ー直観力を月のカードから磨く、といったセミナーがありました。

ボイジャータロットは、いくつものコラージュで作成されているカードであり、
名前の由来でもある宇宙探査機「ボイジャー号」から撮影されたさまざまな惑星たちも登場しています。

その中の1つ、「Moon-月」は、昼間の太陽とは対照的に夜に輝くことから、潜在意識・神秘といったものの象徴でもあるのです。

Voyager Tarot-大アルカナ18番-Moon

セミナーの中で感じた「直感」について、ここでシェアしたいと思います。

 

 

直感は正しいの?

セミナー早々にジェームス博士より質問がありました。
「ボイジャーカードの中で、′月’が登場するカードはいったい何枚あるか知っていますか?」

Moonのカードのように、1枚のカードに複数個の月が描かれていることも多いのですが、
トータルの個数ではなく、何枚のカードに、ということなので、最大で全78枚というのが回答になります。
はて?何枚くらいあるのか?
月のように見えて「地球」の場合もあるし…。
私はその場でアセアセと数えだしました。

正解数はここでは公表しませんが(ジェームス博士がまたこの問いをどこかで使うかもしれないので!)
ある方が「数えたのですが…、月かどうかも微妙なカードもありよくわからないのですが…」とチャレンジするも「惜しい!」というところではずれ。

続いてある方が「7枚」、と答えました。
7枚?いや、もう少しあるんじゃないかな…と私は感じました。
その方は「私の直感が7枚だと言いました!」とのこと。

実際は「7枚」ではありません。
うん…この方の直感は、ジャームス博士の言う「正解」ではありませんでした。
よく直感に従え、と言われますが、この場合直感は正しくなかった…
直感は正しくないのでしょうか??
直感も間違える??

 

 

私の真実

真実ーあらゆる点から見て、それだけが偽ったり飾ったりしたところの無いそのものの本当のすがたであるととらえられる事柄(様子)・・・新明解国語辞典より

ウソのない本当の、というところが「真実」であり、
「真実を知りたい」と思う場面、あなたにもいくつかあるのではないでしょうか? でも。
真実は1つではない。
1000人いたら1000通りの真実
、と言われます。
正確に言うならば、私たちが追い求めているのは「私の真実」なのです。

もちろん、社会的に私たちは集団生活をしていますので、
国の、自治体の、会社の、家庭のなどのさまざまな「ルール」があり、「モラル」も存在します。
自分の真実とは異なる、な状況になったとしても、外面的にでもそこからはみ出すことはできません。

ですが、対自分の中では、「私の真実」を大事に持ち続けることが大切だと思います。

先ほど、ボイジャータロットカードに描かれている月が「7枚」と直感が導き出した場合、
それが自身の「真実」です。

  • 自分の中で、「月」が輝いている
  • 「月」が存在を放っている 、というカードが7枚。
    この枚数は、その時々で変わるでしょう。
どこに月があるか、わかりますか?

大きさや個数ではなく
今、自身にとって光り輝くシンボルは何か?

Magicianのカードのように
たくさんの大きなシンボルがありながら、とても小さな「月」に目が留まる場合もあるし、あるいはまったく存在に気がつかないこともあります。

大小、たくさんの月が登場

その時、「月」が呼んでいるかー惹かれているか、によって
「月」が描かれている枚数は変わってくるでしょう。
それが「私の真実」です。

信じる力

「理由もなしに」なんだかそう思う、そんな気がした、というのが直感です。
正しい/正しくない、という視点ではなく、自身に必要な何かをもたらしてくれるもの。

ただ、いつもセッションでもお伝えしている内容ですが
自分の頭の中で想像したことだけが「成功」なのではなく、想像しえない「体験」が日々やってくるのが人生です。

直感に従ったのに、「外れた」
直感に従ったのに、「上手くいかなかった」
やっぱり、直感=自分=ダメなんだ

という回路に巻き込まれず
理由なしに飛び込んでみる、そこから「ある」を探してみる視点、を身に付けましょう。
その選択肢を「選んだ」自分を信じる。
まずはリスクの少ない、毎日のごはんとか、美容院予約の日とか、
身近なところから「直感」をどんどん使うー
「私の真実」が見えてくると同時に、直感もだんだん冴え、より充実感を味わえる自分になれるでしょう。