タロットカード

タロットカード

タロットカードの歴史は古く、正式な起源がいつかはハッキリとしていません。
もともとは「占うためのモノ」ではなく、貴族たちの「遊戯のカード」という存在でした。
 
「マルセイユ版タロットカード」は、フランスで創られた最古のタロットと言われています。
マルセイユ版では、小アルカナー数札のカードたちには絵柄がないものでしたが、

1909年、イギリスのアーサー・エドワード・ウェイト氏が作成した「ウェイト版タロット」では
初めて78枚全てのカードに絵柄がつきました。
(ロンドンの「ライダー社」から発売されたことから「ライダー版タロット」とも言われます。
また、絵柄は画家のパメラ・コールマン・スミス氏が描かれており、お2人の名前から「スミス・ウェイト版タロット」とも言われます。若干カラーなどが異なるものの、全て同じものです)
 

THE SMITH WAITE CENTENNIAL TAROT DECKを使用  アンティークな色合いが落ち着きます


「タロットカード」というと、ちょっとオカルトなイメージを持たれやすかったり、
カードから出たことは必ずやらないといけない、
というように思われがちな面も。

ですが、今ではデザインが改良されて馴染みやすい絵柄も選べるようになっています。
「タロット!」とかしこまるのではなく、もっと日常に気軽に取り入れてみて良いアイテムではないでしょうか? 


  
タロットカード1枚1枚には、それぞれの「意味」があります。
最初は教本片手に、という感じかも知れませんが、まずは自由に見てみる。
そのカードをみて「どんな感じがしたか?」という部分が大切です。

 
日によって、同じカードでも目に付く部分が変わってきます。
これらのカードは、見ているだけで「眼に見えない潜在意識」を刺激します。
意識はしていないけれど、心の奥底で思っている願い、それがカードを見ることで
「あれ?」と顕在意識に浮かび上がってくるようになるのです。

不思議ですよね。


特に単発のセッションでは、「まずはカードを引いてみましょうか」という展開が多いです。
わかっている、という「顕在意識」と、心の奥深くにあり気づいていない「潜在意識」、
これらのギャップがビジュアルでカードとして出てくるので、非常にわかりやすいです。
心の声を聴くカード、と言えます。 

 
また、チャネリングや霊視などの結果は、クライアント側からみて「見える」というものではないため、あまりに想定外の結果だった時には、戸惑う感覚も強いでしょう。
そんな時に、タロットカードを引いてみることで、ビジュアル的にも「そうなんだ…」と改めて納得ができる、という使い方もできます。

 

 
 

ボイジャータロットカードとは?

ボイジャータロットカードは
1985年元コロンビア大学の教授 James Wanless氏によって、生み出されたカードです。
「現代版タロット」とも呼ばれ、新しいタロットカードの1つです。
 
 
「タロット」という名前がついており、James氏もトートタロットの流れを汲み作成をされたそうですが、「占い」という未来の出来事を見ていく、ことが主流ではなく、
「行動を促すためのカード」です。
潜在意識や超意識からの声を導き出し、「今どうするのか」ということを見ていきます
 

○○できますか?という質問ではなく、
○○したいと思っているなら、では今そのためにどうしたら良いのか、という行動をみます。
「現実創造」という視点が、色濃いカードと言えます。

カードは全部で78枚、それぞれが沢山の絵柄でコラージュされています。
リーディングの際は、「カードを見てどんな印象か?」「目についたシンボルは?」そういった質問をしながら進めます。
 
 
「たくさんある絵柄の中から、目に入ってきたもの」
それが今の自分の声であり、今心にあるイメージだからです。
人間は、自分で見たいと思っていること・興味のあることしか認識しません。必要なものか否かは自動的にフィルターにかけられているのです。(RASの機能ですね)


ウェイト版タロットと比較すると
カード1枚1枚にタイトルがついているので、よりわかりやすいということと、
コラージュなので、シンボルが多く、眼に留まるという選択肢も多いのかもしれません。

意識していないことも、カードを引くだけで知ることができるというカード、使い方は様々です。
 
 
 
 

ボイジャータロットカードの使い方

1- 行動を促す

「ルールがないのルール」と言われるほど、従来のタロットカードにあるような決まりはなく、正位置逆位置もとりません。ですが、一つだけ「決まり」と言われることがあり、それは

「行動すること」

です。リーディングを通して、今の状況や課題などがわかる・知る、ということになるのですが、それだけでは自分を取り巻くエネルギーは大きくは変わりません。

今は「風の時代」と言われるようになり、
軽やかに動く時代、ド根性!なんていう感覚は無くなってゆくのでしょう。

とはいえ。
ここ地球は行動の星です。
動かなければ、自身を取り巻くエネルギーは変えられない。
そのための行動を指し示し、行動したらこんなギフトがもらえる!、この方向へ進もう!、と目標に向かった地図を指し示してくれる。そんな指標となり、背中を押してくれる、とても頼もしいカードたちです。

  

2- 感情に気づき、癒す効果
 
自分では気づいていない感情、見てみぬふりをしているうちにもう忘れてしまったけど…、そういった眠っている情報がカードにより導き出されます。
(現状対応できないような情報は、カードとして上がってきません。カードとして現れた、ということは自身で対応可能なことだけです)
気が付くことで、ようやく次のステップが動き出すー心と魂が癒され、変容・成長へと促します。

  

3- コンサルティング、コーチングにも活用できます

この現状をどうするのか、という時に、専門的・具体的な知識やテクニックが必要となることはもちろんです。だからこそ、それぞれの専門家がいるのですが、
眼には見えない「ウラ」の世界観としては

○心の在り方
○意識の在り方
○「なにを」見ているのか

そういったことが非常に重要ー物質的な結果は、見えないエネルギーが形になったものだからです。
そこで、ビジネス / 方向転換などに必要な現実的なアドバイスはもちろん、その道で成功したいならまずは○○から、といった「今取り組むべきこと」がカードに現れ、方向性が定まります。

 
たとえば
「あれもこれもやらなければ…まずは何から手を付けていったら良いの?」という問いかけに対して、「休息」という答えが出てくることも。(やることは山積みなのに…)
 

こんな場合には、休んでいる暇なんかない!、と思われがちですが、思考を整理し効率よく物事を進めるために、今必要なのは「休息」である、ということです。

思考から離れ、宇宙のエネルギーと上手に同調していくための「想定外の」ヒントが得られます。

 
このように、自分自身を知り、変容を促すためのツールであるボイジャータロットカードを、セッションでは2デッキ以上使用し、様々な角度からお話を伺っています。(1デッキ=78枚の1セット)
 


ちなみに「ボイジャー」という名前は、宇宙探査機ボイジャー号から命名されています。
広大な宇宙を探索するボイジャー号
そして広大な自分という宇宙を探索するボイジャーカード

今日はどんなカードが現れ、どんな自分を知ることができるでしょうか?
 

 

創始者、James Wanless氏による「国際認定ボイジャータロットリーダー / コーチ」資格を取得しております。
ボイジャータロットによる専門的なリーディング・コーチングをご希望の場合は、お問い合わせよりご連絡下さい。


 

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